花火が夏を熱くする!~胸焦がす魔法、夜空を彩る風物詩〜

花火の画像|四季の美
夏と聞いてワクワクするのは子どもだけではありません。
オトナの心も、どこかときめいてしまいます。

夏祭り、海水浴…楽しみはいろいろありますが、ひときわ胸躍らせるのが花火ではないでしょうか。

夏の夜空いっぱいに色とりどりに咲き誇る大輪の花。
大音響とともに広がる光の花束にオトナも子どもも我を忘れて大歓声をあげます。

誰もを夢中にさせてしまう花火。
今回はその魅力のヒミツを紐解いてみましょう。

武器から平和の象徴へ~花火の歴史

花火の起源ですが、5世紀の中国(魏晋)で発明された火薬とともに誕生したと言われています。
この頃は敵陣に打ち込んで火事を起こしたり、音で威嚇したりといった、武器のような使われ方をしていたようです。

このように軍事利用に関わりが深かったためかあまり文献が残っておらず、いつ、どのような形で今のような花火になっていったのか正確なところはわかっていません。

では日本における花火の歴史はどうでしょうか。
こちらも諸説あり、はっきりしたことはわかっていませんが、江戸時代に書かれた「駿府政事録」によると1613年、イギリス国王使節ジョン・セーリスが、駿府城を訪れた際に中国人を使って徳川家康に花火を見せたという記述があり、このことから日本で最初に花火を見たのは徳川家康というのは確かなようです。

もっともこの時の花火は、竹筒から火の粉が噴き出す単純なもので今、私たちが目にするような打ち上げ花火ではなく「噴出花火」だったとか。

武器を発祥としながら、長い時間を経ていまではイベントやお祭りに欠かせない存在になった花火。
大輪の花を咲かせながら消えていく一瞬の間に、こんな歴史が秘められていたと思うと美しさもひとしおですね。

THE 日本の花火~歌川広重の「名所江戸百景 両国花火」

ryougokuhanabi
夏の風物詩として江戸時代から愛されてきた花火は、浮世絵の中にもさまざまな形で描かれていますが花火の醍醐味というのならば歌川広重の「名所江戸百景 両国花火」でしょう。

「各所江戸百景」は斬新な構図と多版刷りの技術によって、何気ない江戸の風景をイキイキと表現し風景浮世絵としては随一といわれた、まさに広重の代表作。
その中の一枚が「両国花火」。

当時、両国橋は江戸第一の繁華街として、見世物、芝居、辻講釈が立ち並び、さらに屋台が軒を連ねて昼夜を問わず大賑わい。
花火大会ともなれば群衆が押し寄せて通行規制したとか。
浮世絵では顔はわかりませんが、一目花火を見ようと押し寄せた江戸っ子たちが両国橋から夜空を見上げている様が手に取るように伝わってきます。
さらに川面に目をやれば、大名や豪商が仕立てた花火舟がずらり。
当時、舟の借り賃が1日5両(※約20~200万円)だったそうですが、それでも隅田川が舟で埋まるほどの盛況を呈していたというから驚きです。

「一両が花火間もなき光かな」 其角

一瞬の美しさにかける心意気。
これぞ江戸っ子気質、なのかもしれません。

※日本銀行金融研究所貨幣博物館より:米に換算すると1両=約4万円、大工の手間賃では1両=30~40万円、蕎麦の代金では1両=12~13万円

この夏、見るべき花火大会

全国津々浦々、花火大会はありますが、ここでは花火大会の打上数が多い大会トップ3をご紹介しましょう。

1位 第68回諏訪湖祭湖上花火大会(長野県)
打上数はダントツ!全長約2kmのナイヤガラは圧巻!
約4万発/2016年8月15日(月)
2位 第11回古河花火大会(茨城県)
スカイツリーと同じ高さまで打ち上がる三尺玉は必見!
約2万5000発/2016年8月6日(土)
3位 全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2016(静岡県)
花火と音楽のコラボレーション!見て聴いて!花火を五感で楽しむ!
2万5000発/2016年8月6日(土)

その他にも日本三大花火大会と呼ばれる

  • 第90回全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田県)/2016年8月27日
  • 第85回土浦全国花火競技大会(茨城県)/2016年10月1日(予定)
  • 長岡まつり大花火大会(新潟県)/2016年8月2日・3日

さらに、日本三大競技花火大会の一つである

  • 第64回伊勢神宮奉納全国花火大会(三重県)/2016年7月16日

これらは、一度は見ておきたい花火大会です。

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