暑くなればなるほど美味しくなる! 夏の口福、かき氷!

かき氷
連日、猛暑日が続いていますね。
こんなには「かき氷」で美味しく涼むのが一番!

ひんやりとした口当たりはもちろんですが、薄く削られた氷の透明感が涼しさを演出してくれます。

猛暑だからこそ、一層美味しさを感じるかき氷。
今回は、その歴史をご紹介しましょう。

【目次】
01.かき氷の歴史
02.かき氷の「かき」とは?
03.関東vs関西 かき氷比べ
04.誰かに話したくなる「かき氷」のヒミツ

01.かき氷の歴史

かき氷の歴史は古く、平安時代にまで遡ります。
清少納言の『枕草子』には、あてなるもの(=上品なもの、良いもの)の段に

「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺(かなまり)に入れたる」
訳:細かく削った氷に甘いつゆをかけて、新しい金の椀に盛りつけたもの

と記されていますが、この「削り氷」が、今のかき氷のこと。

冷凍庫のなかった当時は氷は貴重品で貴族しか口にできないもの。
しかも甘葛(あまづら)※は砂糖のなかった平安時代、最高の甘味料でした。
清少納言が食べたかき氷はとても高級で贅沢だったということになります。
※ブドウ科のツタ植物の樹液を煮詰めたシロップ

そして江戸時代。
この頃には、氷を保存する技術も発達して夏でも北国の氷を江戸まで輸送することができるようになります。
しかし、高級品であることには変わりなく将軍家や大名、豪商しか口にすることはできませんでした。

明治時代に入ると製氷機が開発されたこともあり、庶民も氷を手にすることができるようになります。
しかし、今では当たり前のかき氷機(氷削機)はなく、鉋で小さく削ったものを食べていました。
今のようなかき氷の形になったのは明治20年。
村上半三郎氏が発明したかき氷機によって薄く削った氷を食べられるようになりました。

それからさらに技術が進化して、現在ではふわふわとした舌触りの滑らかな氷を食べられるようになりましたが、基本的な形は明治時代から大きくは変わっていないといえます。

02.かき氷の「かき」とは?

かき氷抹茶
冷凍庫のなかった時代、夏の氷は貴重品でした。
そこで、氷の欠けた部分を使って削って作りました。

つまり「欠けた氷」(かけごおり)から「かき氷」になったという説や、手で氷を掻いて食べたから「かき氷」という説もありますが、欠けた氷から「かき氷」になったという説が有力なようです。

03.関東vs関西 かき氷比べ

かき氷といえば、こんもりと盛られた氷にたっぷりのシロップをかけたものを思い浮かべますが、関東と関西ではちょっと違っていたという記録があります。
『東京と大阪・「味」のなるほど比較事典』(前垣和義著:PHP研究所)によると、
昔、東京のかき氷といえば

  1. まず器にシロップを入れ、その上に氷を削る。
  2. 上にかけるシロップはあくまで少量。

氷の上にシロップをたっぷりかけてしまうと氷の山が崩れて形が悪くなるから。ということですが、現在の東京では、ほとんどのかき氷がシロップをたっぷりかけた形になっているようです。

また、「関東では氷を粗く削るが、関西(特に京都)では薄く削る。
味の好みに加え、関東の方が氷が豊富だったから」という説もあるようですが、こちらは真偽の程は定かではありません。

04.誰かに話したくなる「かき氷」のヒミツ

「かき氷の日」があること、ご存じですか。

かき氷は別名「夏氷(なつごおり)」。
そこで、「な(7)・つ(2)・ご(5)おり」の語呂合わせから、日本かき氷協会が7月25日を「かき氷の日」に制定しました。

実は、7月25日になった理由がもう一つあります。
それは1933(昭和8)年のこの日、フェーン現象によって、山形市で日本最高気温の40.8度が記録されたから。

気温30度を超えただけでくったりしてしまうのに、40度を超えたとは驚きですよね。

最近では海外のかき氷も日本で気軽に楽しめるようになりました。
かき氷で暑い毎日を美味しく乗り切りませんか。

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