豊岡杞柳細工の歴史と成り立ち、特徴について

豊岡杞柳細工
出展:伝統工芸青山スクエア
兵庫県の豊岡市で主に生産されている伝統的工芸品、豊岡杞柳細工。
現在でもモダンな製品作りが行われる豊岡杞柳細工の魅力をご紹介します。

【目次】
1.歴史と成り立ち
2.特徴
3.産地情報
4.製法

1.歴史と成り立ち


豊岡市はカバンの街として有名で、現在でも100を超えるメーカーが点在しています。
その中で豊岡杞柳細工の職人は20人程です。

豊岡杞柳細工の歴史は古く、少なくとも8世紀頃には生産が始まっていました。
近くの円山川の川辺で杞柳細工の原料のコリヤナギが採れることから、杞柳細工作りが発展してきました。
16世紀には豊岡藩の保護のもと、生産を拡大して知名度も上昇したのです。

2.豊岡杞柳細工の特徴


豊岡杞柳細工は原料の性質によって虫がつきにくく、長く使うことが出来ます。
組み方にも様々な技法があり、それによって多種多様な製品が作られます。

3.産地情報

名称 兵庫県杞柳製品協同組合
住所 〒668-0801
兵庫県豊岡市赤石1362
電話 0796-23-3821

4.豊岡杞柳細工の製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている豊岡杞柳細工の指定要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 柳行李にあっては、次の技術又は技法によること。
 1-1. 「水漬」をすること。
 1-2. 「弓糸」には、「竹弓」を用いること。
 1-3. 「差し」は、「弓糸」を「さん木」に固定して行うこと。
 1-4. 「編み」は、「押え木」で固定して行うこと。
 1-5. 「孫入れ」をすること。
 1-6. 「山起し」には、「当木」と木鎚を用いること。
 1-7. 「縁巻き」には、「とじ」を用いること。
2. 小行李にあっては、次の技術又は技法によること。
 2-1. 「水漬」をすること。
 2-2. 「弓糸」には、「竹弓」を用いること。
 2-3. 「編み」は、「押え木」で固定して行うこと。この場合において、「編み」は、「平編」及び「山編」によること。
 2-4. 「縁巻き」には、「とじ」を用いること。
3. 柳籠及び籐籠は、次の技術又は技法によること。
 3-1. 「柳割り」をする場合には、「割り子」を用いること。
 3-2. 「面取」をする場合には、「幅決め」を用いること。
 3-3. 「水漬」をすること。
 3-4. 「底編」は、「割十字底編」、「十字底編」、「井桁底編」、「米字底編」、「小判底編」、「角底編」又は「共底編」によること。
 3-5. 「共底編」をしない場合には、「立芯曲」をした後、「縄編」をすること。
 3-6. 「側編」は、「並編」、「縄目編」、「飛編」又は「変わり編」によること。
 3-7. 「縁組」は、「共縁」又は「巻縁」によること。
 3-8. 「蓋編」する場合には、「並編」、「縄目編」又は「飛編」によること。

原材料

1. 主材料は、コリヤナギ又は籐とすること。
2. 使用する竹材は、マダケ、モウソウチク又はこれと同等の材質を有するものとすること。
3. 使用する糸材は、麻又はこれと同等の材質を有するものとすること。
4. 使用する側補強材は、帆布若しくはこれと同等の材質を有するもの又は皮革とすること。

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