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名古屋友禅の歴史と成り立ち、特徴について|愛知県の伝統工芸品

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1.名古屋友禅とは?

名古屋友禅とは愛知県(名古屋市、春日井市、西尾市、北名古屋市)で主に生産される伝統的工芸品です。
単色濃淡のぼかしが特徴的な友禅染めです。

2.歴史と成り立ち

起源

名古屋友禅は、18世紀の前半に尾張藩主徳川宗春が積極的な繁栄政策をとり、京都、江戸などから様々な職人が往来した中に友禅師も数多くおり、尾張の地に友禅染の技法が伝わったことが起源となっています。
徳川宗春が失脚した後は倹約が励行され、模様の配色も色数を少なく抑えたものになっていました。

現在

現在、名古屋友禅は経済産業省指定伝統的工芸品(1983年~)に指定されています。

3.製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 手描友禅にあっては、次の技術又は技法によること。
 1-1. 図柄は、友禅模様を基調とすること。
 1-2. 下絵は、青花等を用いて描くこと。
 1-3. 防染をする場合には、「糸目糊置き」又は「伏せ糊置き」によること。
 1-4. 「色挿し」、「足付け暈し」及び描き染めには、筆又ははけを用いること。
2. 型友禅にあっては、次の技術又は技法によること。
 2-1. 型紙は、柿渋を用いて手漉和紙をはり合せた地紙又はこれと同等の地紙に友禅模様を彫刻したものとすること。
 2-2. 「柄付け」は、手作業により柄合わせすること。

原材料

生地は、絹織物とすること。

4.特徴

名古屋友禅の特徴は、堅実で実直な土地柄を反映し、色数が少なく一色の濃淡で絵柄を描く単彩濃淡調の色使いが特徴です。

5.産地情報

名称 名古屋友禅黒紋付協同組合連合会
住所 〒451-0074
愛知県名古屋市西区万代町1-28

6.まとめ

いかがでしょうか。
今回は愛知県の伝統的工芸品、名古屋友禅についてご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。

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