日本には数多くの神社やお寺、神様に楽しんでもらうためのお祭りが存在しています。
最近では神様を題材にしたドラマも放送されていますね。
そんな日本の神様について、どのくらい知っているでしょうか?
今回は【国生みの神伊邪那岐(イザナギ)】についてご紹介したいと思います。
国生みの神伊邪那岐とは
日本神話に登場する重要な神で、日本の国土と神々の創造神とされています。
この伊邪那岐によって多くの神様が誕生し、それぞれ役割や力が与えられ、日本を統一に導いていきます。
最古の夫婦神
伊邪那岐は伊邪那美(イザナミ)と共に日本の国土を生み出した男神です。
夫婦和合、縁結びの神様としても知られています。
また、自然や世界を創り出していったことから殖産振興の神様としても知られており、さらに歴史上初めての禊をされたことから厄除けの神様としても知られています。
最古の夫婦神である伊邪那岐と伊邪那美ですが、伊邪那美は2人の子供であるヒノカグツチを産んだことでなくなってしまいます。
伊邪那岐は伊邪那美のことが忘れられず黄泉の国を訪れるほど伊邪那美のことが好きだったといわれています。
※殖産振興=生産を増やし、産業を盛んにすること
伊邪那岐が祀られている場所
伊邪那岐が祀られている神社は日本に複数存在しています。
- 伊邪那岐神宮
- 多賀大社
- 霧島神宮
- 大神神社
- 三峰神社
伊邪那岐神宮
兵庫県淡路市にある、伊邪那岐神を主祭神として祀る神社で、日本で最も古い神社とされています。
伊邪那岐神が黄泉の国から戻った後、余生を過ごして伝えられています。
伊邪那岐神宮では伊邪那美との神話を大切にしており、神事や祭りが行われているほかに、「禊ぎ」の儀式にちなんで、お祓いや清めを願う参拝客も多い神社です。
多賀大社
滋賀県犬上軍郡多賀町にあり、伊邪那岐と伊邪那美を祀っています。
特に伊邪那岐神の寿命が長いことから、「長寿」や「健康長寿」ご利益があるとされています。
境内には伊邪那岐と伊邪那美を象徴する祠や石碑があり、多賀大社も伊邪那岐神に縁の深い神社として知られています。
霧島神宮
奈良県桜井市にある神社で大神神社の主祭神は大物主大神(おものぬしのおおかみ)ですが、伊邪那岐も一緒に祭られています。
大神神社には、伊邪那岐神をはじめとする日本神話の神々が祀られていることから、様々な神様を知れる場所としても注目されています。
三峰神社
埼玉県秩父市にある伊邪那岐と伊邪那美が祀られている神社です。
三峰神社は日本武尊が伊邪那岐と伊邪那美の国生みを偲んで祀ったとされ、社地を囲む妙法・白岩・雲取の3つの峰が秀でていたため三峰という名前になりました。
まとめ
伊邪那岐についていかがでしたか?
奥さんである伊邪那美が亡くなった後黄泉の国に会いに行くほど愛していた愛情深い神様であることがわかりました。
縁結びの神様でもあるので、興味のある方は伊邪那岐の祀られている神社に行ってみてはいかがでしょうか?