白川郷や下呂温泉で有名な岐阜県。
特産品には飛騨牛などがあり、他にも包丁などの刃物の生産で有名です。
今回はそんな岐阜県の伝統的なお祭りと踊りについて紹介します。
岐阜県に伝わる伝統的なお祭り
高山祭り
重要無形文化財、ユネスコ世界遺産にも登録されたお祭りで、飛騨高山を有名にした春と秋のお祭りです。
旧高山城下南半分の氏神様である飛騨山王宮日枝神社の例祭で正式には山王祭と言います。
このお祭りの見どころは屋台と呼ばれる大きな山車。
長い年月の中で火事にあったり廃台しいくつか屋台が失われる時代も発生しましたが町内の人々の懸命な支えにより、今もなお23台の屋台が維持されています。
夜祭には屋台に100個もの提灯が灯され、昼間とは違った雰囲気に変わります。
ちなみに春の祭りは【春の山王祭】、秋の祭りは【秋の八幡祭り】と呼ばれています。
美濃祭り
花みこしと呼ばれる美濃和紙を桜色に染めた和紙の花をつけた、華やかなみこしが特徴のお祭りです。
桜の木が町を練り歩いているようなお祭りで、このお祭りが開催される時期はもちろん春。
春の訪れを告げる季節のイベントとしても有名です。
竹鼻まつり
岐阜県指定重要有形民俗文化財に指定された豪華絢爛な山車が町内を練り歩きます。
山車にはからくり人形や子供が乗り、子供が乗る場合は手踊りが奉迎されます。
一大絵巻を繰り広げて盛大に行われるこのお祭りは芸術的にも大変すばらしいと評価を受けているお祭りです。
岐阜県に伝わる伝統的なおどり
杵振り踊り
岐阜県の重要無形民俗文化財に指定された、五穀豊穣を願って奉納される踊りです。
踊り子は24歳までの男たちで、赤・青・黄の市松模様の臼をかたどった縦長の大きな傘を目深にかぶり「ソーイ」という掛け声とともに黒と紅色に塗られた杵を振りながら練り歩きます。
寒水の掛踊
国の重要無形民俗文化財、岐阜県重要無形民俗文化財、国の選択民俗芸能、ユネスコ無形文化遺産などに認定されている踊りです。
300年の歴史があると言い伝えられていて、【呼び太鼓】【打ち出し】【中桁前の踊り】【行列】【お庭踊り】【拝殿前の踊り】【踊り収め】の順で進んでいきます。
踊り手たちは役者と呼ばれ、シナイと呼ばれる長さ3.6mの花飾りを背負った表紙内をはじめ様々な扮装をした役者が参加します。
まとめ
岐阜県のお祭りや踊りには様々な認定を受けた伝統的なものが沢山ありました。
特にお祭りは春に行われることが多く、美濃和紙を使ったお祭りなど伝統工芸品を使ったお祭りは魅力的です。
もしお出かけの際に時期が合えば是非見に行ってみてくださいね。