東武動物公園やムーミンバレーパークなど、様々な観光名所がある埼玉県。
そんな埼玉県にも昔から続く様々なお祭りや踊りがあります。
埼玉県に伝わる伝統的なお祭り
八幡神社例大祭
日本3大けんか祭りの1つに数えられているお祭りで、正式名称は八幡神社例大祭。
10月の第1土曜日を中心に約3日間で開催されます。
お祀りの起源は約300年以上前に遡るとされ、元々は戦の神を祀る祈願祭りだったそうですが、現在では五穀豊穣への感謝と氏子の繁栄奇岩が目的となっています。
メインイベントは例大祭2日目の夜で神輿と共に町内6地区の太鼓屋台が御旅所から神社へと宮入りを目指します。
屋台には提灯が吊るされ大勢の若衆に担がれながら進む中、神輿の宮入りを阻むように屋台同士が激しく衝突し迫力ある光景を創り出します。
この屋台同士のぶつかり合いは1933年に神輿が神社に収まると寂しいという思いから始まった抵抗が発端とされており、現在ではお祭り最大の見せ場となっています。
埼玉3大祭り
秩父夜祭
ユネスコ無形文化遺産に登録されている日本三大曳山祭りです。
毎年12月に3日間かけて開催される冬の壮麗な例大祭で、豪華な笠鉾や屋台が引き回されます。
このお祭りの最大の見ものは夜の団子坂(急斜面)を山車がなり響く囃子と共に力強く曳き上げられるシーンはその迫力に圧倒されます。
また、冬の澄んだ夜空に打ち上げ花火とスターマインがお祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。
川越まつり
埼玉県川越市で毎年10月の第3土曜・日曜日に開催される秋の盛大なお祭りです。
小江戸・川越を代表する伝統行事として地元の人々や観光客に親しまれています。
起源は1648年まで遡り川越藩主の奨励により始まったとされています。
約370年以上続く歴史を誇り、国指定重要無形民俗文化財に登録、更に2016年には「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産にも認定されています。
熊谷うちわ祭
熊谷市で毎年7月に行われる関東有数の祇園祭で関東一の祇園祭とも呼ばれています。
うちわという名前がついているのは祭りの時期に見物客へ無料でうちわを配る習慣があるからです。
起源は1750年ころとされ当初は疫病や災害を鎮めるため八坂神社の例祭として始まりました。
明治以降商店街や町会の参加が増え、山車や屋台の装飾も豪華になり、昭和初期頃から見物客にうちわを配る文化が定着し、祭りの名称にも反映されました。
埼玉県に伝わる伝統的な踊り
ささら獅子舞
豊作祈願や悪疫退散を願って行われる獅子舞で、笛や太鼓に合わせて獅子が踊ります。
ささらという竹の楽器を使い独特のリズムで舞を踊ります。
埼玉県でも複数の地域に伝承されています。
草加のよさこい
徳島の阿波踊りや高知のよさこいをベースにしつつ、草加独自の振り付けと衣装を加えた踊りです。
サンバ要素を取り入れているのでとても明るく元気な雰囲気の踊りです。
まとめ
他にも埼玉県には数々のお祭りや伝統的ない踊りがあります。
ご旅行の際など埼玉に遊びに行く予定があったら是非、見に行ってみてくださいね!