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天岩戸伝承に関わった神々|日本の神様を知る

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スサノオが高天原で悪さを働き、それを恐れて天岩戸に隠れてしまったアマテラス。
アマテラスが天岩戸に隠れてしまったことで太陽の光が失われ、様々疫病や災厄に見舞われたことで、神々は何とかしてアマテラスを外へ出そうと考えます。
そんな天岩戸伝承に関わる様々な神様たちについてご紹介していきます。

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知恵を司る神 | 思金神(オモイカネ)


アマテラスが天岩戸に隠れてしまった際に、岩戸から救出するシナリオを考えた知恵の神様です。
出雲の国譲りでも派遣する神々の選定を行ったり、ニニギの天孫降臨でそのサポート役を担うなど重要な節目に登場することが多い神様です。
その相談役の立場と英才ぶりから知恵を司ると考えられており学区業成就や合格祈願のご利益があると言われています。

出雲の国譲り

大国主神が現在の出雲地方にあたる葦原中国(あしはらのなかつくに)をアマテラスに献上した神話です。
思金神は大国主神との国譲りの交渉にあたる神様を選定していたと言われています。

天孫降臨

アマテラスが孫のニニギノミコトに三種の神器である八咫鏡・八尺瓊勾玉・草薙剣を授け、日本国の総称である豊芦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)を素晴らしい国にするよう命じて天界から降りてきたこと。

言霊・祝詞の神 | 天児屋根命(アメノコヤネ)

祝詞や言霊の神として信仰されている神様で天岩戸伝承で、フトダマと共に占いを行い、岩戸の前で祝詞を奏上した神様です。
また、祝詞や言霊の神として評される一方中臣連の祖とされ、中臣鎌足を代表とする藤原家の氏神として崇敬されました。
そのため、藤原家の英華にあやかって、出世を司る神と言われることもあります。
春日大社は藤原家の氏神神社として代表的になっています。

祭祀・占いの神 | 布刀玉命(フトダマ)

天岩戸伝承の際にアメノコヤネと共にオモイカネの考案した策の良しあしを判断するため太占(ふとま)と呼ばれる占いを献じた神様です。
このことから祭祀(神事)や占いを司る神とされ、その末裔はその後も朝廷の祭祀を司る氏族として要職を兼ねていったと言われています。

太占(ふとま)

日本古来の占いの一つで、鹿の肩甲骨を用いた骨卜(こつぼく)の一種です。
日本では鹿は神聖な動物とされていて、その鹿の骨を使って神意を問う儀式が行われていました。
特に肩甲骨に火を当てて骨にひび割れをつくり、その形や向きを見て吉凶を占う方法が行われていました。
中国で行われている甲骨文字による占いと似ているともいわれますが骨卜を使った占いは日本独自の発展を遂げています。

腕力・筋力の神 | 天手力男神(アメノタヂカラヲ)


天岩戸伝承で、天岩戸に閉じこもってしまったアマテラスを外の世界に引きずり出した神様です。
このことから筋力の神と称えられ、スポーツの勝利に関するご利益があると言われています。
二度とアマテラスが岩戸の中に閉じこもることがないように遠くに蹴り上げた岩戸が戸隠山になったと言われており、戸隠山にある戸隠神社はアメノタヂカラヲがご祭神の代表神社です。

戸隠山

現在の長野県北西部にある山です。
この天岩戸伝承にちなんで戸隠山は古代から神様の降りてくる山、又は神様が住む聖地ともいわれています。

芸能・踊りの女神 | 天宇受売命(アメノウズメ)

天岩戸に隠れたアマテラスに外に出てきてもらうため、上半身裸で踊り、八百万の神々を沸かせたと言われています。
この時に踊った踊りが石見神楽のルーツとされていて、国内で初めての踊り子と言われることもあり、芸能を司る神様とされ様々な芸能関係者から篤い崇敬を集めています。
また、サルタヒコの妃神とされることから一緒に祀られることもあります。

石見加神楽

現在は島根県の石見地方を中心に伝承されています。
本来は神様に奉納する舞や音楽ですが、見ている人も楽しめるショーとして進化を遂げています。
一昔前までは夜神楽と言って神社で一晩中舞い続けることもありました。

石見神楽の演目は数が多く、その中でも人気なのが『八岐大蛇』、『恵比寿』、『大江山』などのアクションが含まれる派手でスピード感がある演目が人気です。

まとめ

天岩戸伝承に関わった様々な神様を紹介しました。
アマテラスを外に出すために様々な方法がとられていたことがわかりますね。

もしお時間があれば、皆さんが暮らしている地域に祀られている神様のことを調べてみてくださいね。

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