雄大で美しい自然と伝統と神話の舞台「鳥取県日野郡」~江府町の観光スポット

鳥取県というと「鳥取砂丘」や「白兎海岸」が有名ですが、大自然の美しさだけでなく、歴史的建造物や長い間受け継がれてきた伝統文化、そして神話の舞台になった神秘的なエリアなど、様々な観光スポットがあります。
そんな見どころ満載の鳥取県の中から、今回は大山から南側にのびる日野郡についてご紹介していきます。

【目次】
1.江美城址「江府町歴史民俗資料館」と「江尾十七夜」
2.日野郡江府町オススメの絶景ポイント
3.江府町観光協会が主催する奥大山ガイドクルー
4.ブルーベリー好きにはたまらない!「奥大山ブルーベリーファーム」
5.創作料理やライスバーガーも!江府町のグルメ
6.日野郡日野町&日南町の見どころもご紹介
7.雄大な自然と伝統文化を守り続ける鳥取県日野郡

江美城址「江府町歴史民俗資料館」と「江尾十七夜」

文明16(1484)年に蜂塚安房守が築城されたと伝えられている江美城。
戦国時代の山城で4代に渡って居住したものの、尼子・毛利の合戦で落城。
その後毛利氏の支配下におかれましたが、江戸時代に廃城となりました。
しかし今でも山城の遺構や郭の状況は確認することができます。
蜂塚氏が城主の頃は毎年盂蘭盆十七日の夜に城門を開放し、住民達の出入りを自由にさせて、盆の供養と豊年を祈る踊りや角力などで一夜を明かしたと言われています。
落城後、住民達は蜂塚氏が在城していた頃のことを慕い悲しみ、盆の十七夜のことを忘れず、城址の草むらに集まって念仏の心を抱きながら踊り伝えてきたお祭りが「江尾十七夜」です。
このお祭りは500年もの間守り続けられてきた伝統のお祭りで、その踊りは無形文化財に指定されています。
「江尾十七夜」では次のようなイベントが行われています。

「十七夜」の火文字
久連山に「十七夜」の火文字が美しく、そして力強く浮かび上がります。
舟谷川灯ろう
舟谷川にたくさんの灯ろうが流れ、幻想的な風景を見ることが出来ます。
こだいぢ踊り
蜂塚氏を偲んで念仏の心を抱きながら踊り継がれてきた500年の伝統を持つ踊りです。
無形文化財に指定されています。
貝田傘踊り
貝田集落による美しい傘を持った傘踊りです。
花火
「江尾十七夜」を締めくくるのが江府町運動グラウンドから打ち上げられる花火。祭りの夜のクライマックスにふさわしい色鮮やかで迫力のある花火が見られます。

このほかにも少年相撲大会、山車、江美城太鼓や日野川子供太鼓、露店通りなどを楽しむことができます。
現在、江美城址の一角には城郭を模して建設された「江府町歴史民俗資料館」があり、町内から出土した文化財や民具などが収集・保管され、江府町の歴史や文化を伝える資料館となっています。

日野郡江府町オススメの絶景ポイント

木谷沢渓流(江府町大字御机)

木谷沢渓流の画像
サントリー天然水のCMの舞台にもなったあの美しい風景が見られるのが木谷沢渓流。
木々の緑と透明感あふれる水のコントラスト、自然豊かな大山の神秘的な風景は、静かな感動と心身への癒しを与えてくれます。

鍵掛峠(江府町大河原)

鍵掛峠の画像
標高約910mに位置する鍵掛峠は、大山の南壁を眺める最高の絶景ポイントとして人気があります。新緑の季節にはその雄大さを感じることができますが、何と言っても紅葉の時期が一番。10月末からの七色の紅葉と、11月中旬ごろの晩秋の紅葉という2度のクライマックスが楽しめます。

ブナのトンネル(江府町御机付近)

国内で最大規模のブナ林が広がるこの地域。ブナの木がアーチ状に道路を覆っているため、まるで森のトンネルのような美しい風景を見ることができます。

御机の茅葺小屋(江府町御机)

昔ながらの茅葺屋根の小屋と、そのバックに大山をのぞむことができるのどかな田園風景。地元のカメラマンの目に留まったのをきっかけに、今では町を代表する撮影スポットになっています。

江府町観光協会が主催する奥大山ガイドクルー

2016年5月からスタートした江府町ガイド養成講座。
奥大山ガイドクルーは「奥大山検定」を受講し、筆記試験と面談(模擬ガイド)に合格したメンバーで構成されるガイドチームです。
木谷沢渓流などの自然ガイドやモニターツアー、江尾十七夜などの町歩きガイドなどといった活動をしています。
〈ガイドクルーの年間予定〉
春…春の木谷沢ツアー
夏…十五夜、十七夜、夏の木谷沢ツアー
秋…江府町パワースポット巡り、秋の木谷沢ツアー
冬…スノーシューツアー、酒蔵ツアー
上記に限らず、それぞれのニーズに合わせたプランも作成してくれます。
ガイド料金は1時間1,000円~となっています。
〈ツアーの一例〉
木谷沢散策1時間コース…10名様 ガイド1名 料金2,000円
木谷沢(奥大山スキー場前)集合~木谷沢散策(ガイドが案内)~休憩(奥大山の水で淹れたコーヒー、お菓子等)~自由時間(写真撮影・植物観察等)
歴史と文化を知る江尾散策2時間コース…8名様 ガイド1名 料金2,000円
江尾駅~上の段広場~江美神社~民族歴史資料館~江美城址
お問い合わせ  江府町観光協会 TEL 0859-75-6007

ブルーベリー好きにはたまらない!「奥大山ブルーベリーファーム」

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鳥取県大山と岡山県蒜山の中間に位置するブルーベリー狩り観光農園「奥大山ブルーベリーファーム」。
天気の良い日には大山の南壁を近くに見ることができます。
また隣接するカフェ「アぺゼ」では、収穫したばかりのブルーベリーを使用したジュースやソフトクリーム、焼きドーナツなども販売しています。
そしておみやげコーナーではジャムやソース、チョコレート、お菓子等のブルーベリー商品、江府町特産のケチャップ、トマトジャム、高原みそ、ミネラルウォーター、ふくろうグッズ、手作りトールペイントなどを販売しています。

住所 日野郡江府町御机字笠良原739-43
電話 0859-75-6088
営業日 7月上旬~10月上旬(開園期間中は無休で営業)
営業時間 9時~17時
入園料金 大人800円 小学生500円 幼児無料 
当日スタッフが指定した区域のブルーベリーは、制限時間なしで全て食べ放題となります。
お持ち帰り 約400gが入る専用パック~600円
1kg以上の持ち帰りについては事前にご連絡下さい。
HP http://www.kasarabara.com/index.html

創作料理やライスバーガーも!江府町のグルメ

しいたけ園 こだち

大山で育った丸々とした椎茸を使った料理が人気のお店です。
肉厚で香り豊かな椎茸ごはん、特製の生姜で頂く椎茸焼き、天然川魚の刺身や香ばしい塩焼きなど、山の幸を心ゆくまで堪能できます。

住所 日野郡江府町御机296
電話 0859-75-3148
営業時間 11時~17時(4月下旬~11月下旬)
定休日 木曜日(事前に電話でご確認下さい)

しろうさ・くろうさ

2階にあるレストランでは旬の食材を使った創作季節料理などの定食があります。
平日限定ランチ(天然鮎付き)数量限定 750円
きのこうどん(天然きのこ入り)400円
奥大山そば450円
ざるそば定食・ざるうどん定食(ご飯、漬物、小鉢、デザート)750円
1階では地元の野菜や山菜など新鮮な食材を購入できるようになっています。

住所 日野郡江府町御机
電話 090-7773-6387
営業時間 10時~14時(予約をすれば時間外も可)
定休日 月曜、火曜

おかもと旅館

JR江尾駅前にある「おかもと旅館」で注目を集めているのが「奥大山飯バーガー」。
昔ながらの製法で作る宿の名物「大山おこわ」をバンズにし、甘辛く煮た鳥取和牛とレタス、特製マヨネーズ挟んだライスバーガーです。「とっとりバーガーフェスタ」でグランプリも獲得しました。

住所 日野郡江府町江尾2051
電話 0859-75-2222

日野郡日野町&日南町の見どころもご紹介

金運のパワースポット「金持神社」

思わず「金持ち神社」と読みたくなりますが「かもち神社」という名称のこの神社。810年に出雲の神官の次男が伊勢神宮参拝のためこの地を通りかかったところ、お守りとして身に付けていた神前の根付の玉石が急に重たくなり、この地に宮造りをするようにという神夢があったというのが建立のきっかけと言われています。
縁起の良い名前ということだけでなく、金運のパワースポットとしても知られています。奉納された絵馬や札所の寄せ書き帳には「億万長者になりました」「宝くじで3億円に当選しました」「ロト6と競馬と宝くじが当たりました」などの喜びの声も集まっているとのこと。金運・開運のグッズの通販も行っています。

住所 鳥取県日野郡日野町金持1490
電話 0859-72-0481
HP http://kanemochi-jinja.net/

日野町にはこのほかにも隠岐の島に配流になった後醍醐天皇が通ったと伝えられている雲海の名所「明地峠」、長谷部信連により再建されたと言われ国の重要文化財の仏像が安置されている「長楽寺」、初心者から上級者までカヌーを楽しめる「カヌーの里/日野川くだり(ラフティング)」などの観光スポットがあります。

神話の舞台となった「船通山」

鳥取県日野郡日南町と島根県奥出雲町との県境にある、神話「八岐のおろち」の舞台となった標高1,142mの山です。スサノオがおろちを退治した時に尾から出たと伝えられる「草薙剣」が出土したことを記す「天叢雲剣出顕の地」の碑が山頂に建っています。また国の天然記念物である世界最大の「イチイの木」(推定樹齢1,000年)を見ることも出来ます。
船通山は霊峰の山としても知られており、毎年7月28日には「宣揚祭」が行われ、神楽「剣の舞」が奉納されます。
GWの頃にはカタクリの花が咲き誇り、登山客の目を楽しませてくれます。
詳細は「日南町の特産品・観光・移住情報サイト」
http://www.town.nichinan.lg.jp/p/2/5/3/10/
お問い合わせは0859-82-1111まで
日南町にはこのほかにも縁起の良い名前の神社を巡る「開運八社巡り」や、神話に彩られる聖なる滝「聖滝」、松本清張の文学碑、井上靖記念館「野分の館」、春~秋は花見の名所で冬はスキー場になる「花見山」などの観光スポットがあります。

雄大な自然と伝統文化を守り続ける鳥取県日野郡

鳥取県日野郡は雄大かつ美しい自然が多く残る地域。
春から秋にかけては新緑やきれいな花々が咲き誇り、冬は神秘的な雪景色が楽しめます。
また伝統文化も大切に守られ、これらを保存していく取り組みも積極的に行われています。
観光だけでなくスポーツやグルメでも人気のあるこのエリアに、ぜひ足を運んでみませんか。






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