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宮城県のお祭り・踊りを知ろう!日本各地の伝統的なお祭り・踊り一覧まとめ

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宮城県の有名な武将といえば伊達政宗ですね。
歴史上の人物の中でも人気が高い伊達政宗ですが、宮城県では伊達政宗を筆頭にしたおもてなし武将隊、伊達政宗武将隊が宮城県の魅力を紹介するなど歴史や文化を学べます。

そのほかにも温泉や、冬にはスキーが楽しめる施設もあり1年を通して魅力的な場所がたくさんある宮城県。
今回はそんな宮城県の伝統的なお祭りと踊りをご紹介します。

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宮城県に伝わる伝統的なお祭り

皆さんは宮城県に伝わる伝統的なお祭りというと何を思い出すでしょうか?

仙台七夕まつり

宮城県のお祭りといえばやはり、【仙台七夕まつり】を思い出す人も多いのではないでしょうか。
この七夕まつりは青森の【ねぶた祭】、秋田の【竿灯まつり】と並ぶ東北の3大夏祭りの1つとされています。
大変大きなお祭りで、例年焼く200万人以上の観光客が訪れるお祭りです。

七夕まつりは旧暦の7月7日に行われる行事で、仙台も例外なく7月7日に行われ、8日の朝に七夕の飾りをつけたまま川に流していました。
しかし、伊達13代藩主伊達慶邦公の随筆【やくたい草】によると

「七月七日を七夕といひて
六日の夕より七夕の古歌を五色の色紙短冊に書き
又うちわ扇の類おもひおもひに
女子共のつくりものささ竹にむすひつけて
軒端にたてて二星をまつりて
其笹を八日の朝にはかならす川に流す事はいつこも同じならわし也。

仙台にては六日の晩にこのまつりをして
七日の暁には評定橋等より笹を流す風習也。
この事をたつぬれは徹山公の御時より御さハりありて
七日節句のおいわひなし。
依てはばかりて六日に二星をまつるとそ
遠きむかしとなりぬれは
今の世にははかる事にもあらねとも
其の仕形とおもはる。
さて七夕に多く女共の手向るうた
よみ人はしらねとも
七夕に願の糸を引かけて
こよひそいのる星合の空」

わかりやすく現代語訳にしてみると

「七月七日は七夕と呼ばれ六日の夕方から七夕の歌を歌い始めます。
五色の色紙で短冊を書きうちわや扇子など女の子たちがそれぞれ手作りします。
それを竹に結びつけて軒先に飾り二つの星(織姫と彦星)を祭ります。
そして、その竹は八日の朝に必ず川に流すのが昔からの決まりです。

仙台では六日の晩にこの祭りを行い
七日の明け方には評定橋などから竹を流す風習があります。
この習慣は徹山公の時代から続いており七日の節句を祝うものです。
だからこそ六日に二つの星を祭ることは古くからの伝統です。
今ではあまり意識されていないかもしれませんが、その形が大切にされています。

七夕に多くの女性たちが歌を捧げることは
歌い手は誰かはわからなくても七夕に願いを込めて糸を引くように
今夜星たちが出会う空を見上げています。」

この文章がもととなり、7月7日に行われていた七夕まつりは1日繰り上げて6日に行われるようになりました。

地域によって違うかもしれませんが七夕の風習は願い事を短冊に書いて笹に飾りと一緒につるして、最後は燃やすのが一般的な七夕ではないでしょうか?

しかし、仙台市では七夕の笹がついた竹の小枝を落として物干しざおとして使い、小枝は七夕飾りのついたまま7日の朝、広瀬川に笹を流して、水を浴び、洗い物をしました。
この日を、七日浴なぬかびとも七日盆とも言い、本来は【禊】をして盆祭りに入る準備をする日だったのです。

華やかに行われていた七夕まつりでしたが、明治6年の新暦採用を境に不景気などの煽りを受けて徐々に規模が縮小していきました。
不景気を吹き飛ばそうと1度は華やかな七夕飾りが復活しましたが、それでもやはり戦況が厳しくなると華やかな飾りは消え、いくつかの飾りが商店街にみられるだけだったそうです。

終戦後、七夕まつりはまた華やかに復活を遂げました。
今では七夕まつりは、青森のねぶた祭りや秋田の竿灯祭りの神を送る祭りとは違い田の神を迎える行事となりました。

仙台は昔から周期的に冷害に襲われていましたが、これを乗り越えるため豊作の保証と、田の神に祈ったことから七夕祭りが盛んにおこなわれてきたといわれています。

みちのくYOSAKOI祭り

高知のよさこい祭りの流れを組む、みちのくYOSAKOI祭り。
「東北(みちのく)はひとつ」を合言葉に26年という歴史があり、3つの理念と5つの効果を掲げて、1998年に生まれたまだ比較的新しいお祭りです。

みちのくYOSAKOI祭りー3つの理念ー

1.民謡で東北おこし

東北は、民謡の宝庫。
民謡によって培われた東北人のアイデンティティーを、現代にふさわしい形としてよみがえらせます。
「古くて新しい東北共通の祭り」の創造です。

2.若者の想像力と独自性で東北おこし

若者たちの参加なくして「まちおこし」は考えられません。
若者たちの創造力・表現力で流行性(音楽・衣装・振付等)と伝統性(民謡等)を融 合。地域に対する愛着と誇りを育みます。
これが、新しい郷土愛・誇りとなるのです。

3.百万都市・仙台でふるさとPR

東北の大消費地・仙台のまちを、ふるさと自慢や観光物産等のPRの場として提供。
「東北の仙台」という立位置で、「東北各地域の発展・活性化のために何ができるのか」を考え続けます。

みちのくYOSAKOI祭りー5つの効果ー

1.地域ネットワーク効果【人的地域交流の促進】

東北で初めての「東北共通の東北おこし祭り」。
東北の一体感が醸成され、東北各地間の人的交流が促進されます。
全国各地から集まった踊り手・旗士たち(チーム)が一緒に踊ることで、草の根的な交流が拡がります。

2.経済的効果【観光&物産情報の発信】

人の魅力は、まちの魅力。
チームの熱意を通して、ふるさとの観光&物産等の情報を発信します。
仙台みちのくYOSAKOIまつり」は、東北各地の「人の魅力」・「ふるさとの魅力」・「観光資源の魅力」・「物産の魅力」などを発信する場。
踊りとともに「ふるさと自慢」・「観光&物産自慢」を大いにしていただきます。

3.教育的効果【表現力・想像力の向上】

次代を担う若者たちの「表現意欲・創造意欲」を満たす、とてもクリエイティブなまつりです。
いっしょに創造し、いっしょに制作し、いっしょに汗して踊る。
こうした一体感・達成感が満足感を生み、郷土愛・誇り・思いやりといった心を育むのです。
次代を担う若者たちの表現欲を満たしてあげることも、「まちおこし」のひとつではないでしょうか。
幼稚園や小・中学校など学校単位で参加しているチームもたくさんあります。

4.社会教育的効果【地域コミュニティーの再構築】

地域活動にあまり関心を示さない若者たち。
しかし、楽曲や衣装・振付などクリエイティブな要素がふんだんな「YOSAKOI踊り」なら、表現欲旺盛な若者たちを取り込むことができます。
老若男女を問わず、みんなで創り上げるまつりです。世代間の交流・連携が自然と生まれ、自然と地域との一体感が生まれてきます。

5.文化振興的効果【クリエイターの発掘・育成】

「仙台みちのくYOSAKOIまつり」は、楽曲や衣装・振付・舞踏そして旗振と五身一体の祭典です。
楽曲も衣装も振付も手づくり。「心の時代」に欠かせないクリエイターが育つまつりです。
自信と誇り、そして郷土愛を持ったクリエーターたちが「まちおこし」に積極的にかかわり、真剣に取り組み新しい地域文化を作り上げてきました。

このように、しっかりとした理念を掲げたお祭りで、昔からある伝統的なお祭りにはなかった発想のお祭りです。
コロナウイルスの影響で3年ほどお祭り自体は中止していましたが、1年ほど前から再開し、参加する人の人数も一度は落ち込んだものの、また徐々に増えてきています。

どんと祭り

仙台市の大崎八幡宮で行われるお祭りで、県内最大規模のどんと祭りでお正月に使った松飾やしめ縄、だるま等を焼納しその火にあたることで無病息災、商売繁盛を願います。
また、この火を目指してさらし姿で参拝する裸参りには約100団体から3000人近い参加者が集まり、どんと祭りの目玉になっています。
どんと祭りは大崎八幡宮だけではなくほかの神社でも行われています。

宮城県に伝わる伝統的な踊り

歴史あるお祭りから、新しく歴史を歩んでいる途中のお祭りもあり老若男女参加できるお祭りが宮城県にはあることがわかりましたね。
次は踊りの紹介です。

仙台すずめ踊り

仙台すずめ踊りは宴席で伊達政宗公の前で披露した踊りが始まりといわれています。
子気味のよいテンポや、躍動感あふれる身振りや手ぶり、跳ねる姿が雀の姿に似ていることや、伊達家の家紋が【竹に雀】であったことから、すずめ踊りと呼ばれるようになりました。

すずめ踊りは別名「はねっこ踊り」とも呼ばれていて、即興の踊りでありながら伝承されてきた踊りをベースに考えられた基本となる動きがあります。
片足で数歩飛びながら体の前で腕を回転させるような動きになり、この動きが伝承されてきたものです。
そこに足を左右に「ぴょんぴょん」跳ねながら体の前にけりだし、手には扇子をもって体の前で大きく開いたり閉じたり左右に降ったりします。

公式サイトに踊り方のレクチャーも載っているので、参加するときは踊りを覚えていきましょうね!

公式サイト:https://www.suzume-odori.com/

まとめ

宮城県のお祭りは伝統的でありながら、子供から大人まで老若男女みんなが楽しめるお祭りを展開しています。
日本の3大祭りの1つに数えられる七夕まつりは、華やかで美しく1度は訪れてみたいお祭りの1つです。
ご家族そろって、お祭りや踊りを覚えてみんなで楽しめるといいですね!

文化お祭り
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