新潟県といえばおいしいお米やお酒動物なんかだどトキが有名ですよね。
そんな新潟県には伝統的なお祭りと踊りが複数存在しています。
今回はそんな新潟県のお祭りと踊りを紹介していきます。
新潟県に伝わる伝統的なお祭り
にいがた総踊り
にいがた総踊りは約300年前の新潟に実在した、四日四晩踊りあかす祭りを再現したお祭りです。
今年で開催23年目を迎えたにいがた総踊り。
「”おもしろい”を生きよう」というのが2024年のメインテーマでした。
このにいがた総踊りは日本最大級のオールジャンルフェスティバルです。
新潟の中心街からメインストリート、駅や公園だけでなく観光スポットや展望室、海岸などのいたるところがお祭りの会場になっています。
各会場の魅力を引き出し、全国にとどまらず海外から集まるプロ・アマ総勢250団体の多種多様なダンスパフォーマンスを楽しむことができます。
米百俵まつり
新潟県長岡市が誇る「米百俵の精神」をテーマに、秋の収穫祭と併せて誕生したお祭りになります。
今から約150年前に勃発した北越戊辰戦争で、旧幕府軍側の最前線で勇敢に戦い抜いた長岡藩。
その激戦で多くの命が奪われ、町は焼き尽くされ、さらに「賊軍」の汚名を着せられながらも長岡の先人たちは立ち上がり、着実な復興を成し遂げたといわれています。
まち再建の大きな礎となったのは「質朴剛健」の長岡人の気質であり、当時長岡藩の大参事であった小林虎三郎が人材育成の重要性を説いた「米百俵の精神」です。
長岡後に根付くこの「精神」を、次世代を担っていく子供たちへ、さらには日本全国、世界各国の人々へ伝えていくお祭りになっています。
特に戊辰戦争長岡城奪還を再現した行列は圧巻です!
また、子供たちが楽しく体験できる昔の遊びやなりきり姫・武将体験なども用意されており小さなお子様から大人まで楽しめる大きなお祭りになっています。
越後山古志「牛の角突き」大会
お祭りとはちょっと違いますが、新潟の伝統文化である「牛の角突き」。
闘牛といわれるとあまり本のイメージがわかない人も多いのではないでしょうか。
実は新潟では牛の角突きというイベントで闘牛を見ることができるんです。
山古志の「牛の角突き」文化は大変古く1000年前から続くともいわれています。
足腰が強く、寒さや粗食に耐えられる牛は昔から運搬や農耕に貴重な働き手とされてきました。
飼い主との密接な関係の中で「牛の角突きは」山古志の人々の娯楽として根付いていきました。
山古志の「牛の角突き」は牛同士が傷つかないよう勝敗をつけず、引き分けにするのが大きな特徴。
勢子と呼ばれる男たちが、牛の角を突き合わせ、激しくぶつかり合う牛の間に分け入って牛を取り押さえる様子も見ごたえがあります。
また、この大会は習俗であるため神事としてのしきたりも様々定められており、昭和53年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
新潟県に伝わる伝統的な踊り
お祭りについてある程度分かってきましたか?
牛と人の密接な関りについて学ぶことができる「牛の角突き」は中々他では見られないので必見です。
それでは、お祭りの他に伝統的な踊りはどのようなものがあるのでしょうか?
花笠踊り
新潟県指定無形重要民俗文化財である花笠踊り。
この踊りは9月15日に行われる下久知八幡宮祭礼に神事として奉納されています。
花笠踊りは神霊を慰め、五穀豊穣を願う踊りで、4つの踊りから編成されています。
②豊作を願う「神事踊」
③収穫をことほぐ「千代踊」
④収穫をことほぐ「金田踊」
この踊りの際には、「子獅子舞」、「鬼太鼓」、「獅子訪問」などが付きます。
新潟県佐渡市の花笠踊の一典型を示すもので、伝統的な民俗芸能として大変貴重であるとされています。
巫女爺踊り(みこじおどり)
新潟県の文化財に指定されている踊りで、太郎丸集落に焼く150年前から伝わる小国地域の代表的な民俗芸能です。
毎年新浮海(しぶみ)神社の春祭りに「おけさ」や「追分」などが演じられ、太郎丸巫女爺踊り保存会により踊りが受け継がれています。
まとめ
新潟県の祭りや踊りについていかがでしたか?
雪深く冬になるとスキーなどで旅行したり、おいしいお米の産地でもあり、たくさんの魅力が詰まっている新潟県。
観光や旅行の際にタイミングが合えばぜひ、新潟のお祭りや踊りに参加してみてくださいね!