天体観測の世界へ~時には夜空を見上げてみよう 疲れた心と身体をリフレッシュ

夜空
宝石をちりばめたように、今にも手が届きそうなたくさんの星が輝く夜空。
「そういえば星なんて見てないな」と思っている人も多いのではないでしょうか。

天体観測と言うと、ちょっと敷居が高く感じられるかも知れませんが、まずは夜空を見上げることから始めてみましょう。
夜空や星の素敵な魅力を見付けに行ってみませんか?

【目次】
1.天体観測の歴史
2.日本の暦を作った渋川春海
3.2016年後半に見られる流星群
4.ここがおススメ!天体観測スポット
5.夜空を見上げて

1.天体観測の歴史

メソポタミア文明の時代から人間の生活に影響を与えてきた「天体観測」。
エジプト文明やインカ文明では天体観測により暦や時刻を測ったり、農業には欠かせない農業暦なども作られていました。
また船の航行でも夜間は星を目印にしていたとされ、海運の発達にも深く関わってきました。

日本の天文学は中国から伝来したもの。
日本書紀には6世紀後半に中国の暦と天文が日本に伝えられたと記されています。
この頃から江戸時代末期までの天文学は、暦学と天文に分けられていました。

暦学・・・太陽陰暦の作成
天文・・・支配者のための天文占い

これは中国の「天帝思想」という考え方に基づいたものです。
「この世の全てを支配しているのは天」
「その天から人間界を支配するように命じられた者が天子」

とされていて、天は彗星や日食・月食などの天体現象や気象現象で、天子にメッセージを送ると考えられてきました。

天子はそれを読み取って、自らの政治に反映させていたのです。
この頃の天体観測は国家支配が目的となっていたといっていいでしょう。

2.日本の暦を作った渋川春海

時は過ぎ、江戸時代になると戦がなくなり、平和な時代が訪れます。
それに伴い学問や文化が急速に発達。西洋からの科学的な知識もプラスされ、天体や天文学にも大きな影響を与えました。

その江戸時代に作られた、初の国産暦と言われる「大和暦」。
これを作ったのは渋川春海という人物。
もともとは江戸幕府の碁方の家系に生まれた人だったのですが、暦法や数学、天文暦学などを学び、日夜天体観測を行なって新しい暦を作成しました。

しかしそれはなかなか上手くいかず、何度も失敗を繰り返し、研究を重ねたと言われています。
「中国の暦をそのまま採用しても日本には適合しない」と主張し、何度も朝廷に上表。3度目の上表によって、やっと春海の作った大和暦が採用されました。
その後も日本最初の地球儀を作ったり、天文暦学に関する著書を出したりと、「江戸時代の天文暦学者・渋川春海」としてその名を歴史に刻みました。

3.2016年後半に見られる流星群

天体観測
2016年後半に見られそうな流星群は次の通りです。
 

8月 ペルセウス座流星群  (12日の22時頃がピークとされている)
9月 目立った活動なし
10月 りゅう座流星群(8日21時頃) 、おうし座南流星群(10月、11月上旬の夜半頃)、オリオン座流星群(21日の前後4~5日間の未明)
11月 おうし座北流星群(11月上旬の夜半頃) 、しし座流星群(17日深夜頃)
12月 ふたご座流星群(14日0時頃)

天候や場所によって、その見え方も変わってきます。
天候は自分の力ではどうにもなりませんが、場所は選択可能です。
天体観測が出来る場所はたくさんあります。
宿泊施設を兼ねている場所、天体観測マニアが集まる場所など、自分の都合や好みに合わせて選ぶようにしましょう。

4.ここがおススメ!天体観測スポット

これらの流星群や天体観測を行なうのにおススメの「天体観測スポット」を御紹介します。
星空を良く見るためには、

  • 天候が良いこと
  • 周辺が暗いこと
  • 標高が高いこと

などが挙げられます。
天候はその日にならないとハッキリしたことは言えませんが、周辺が暗い所・標高が高い所は事前に調べておきたいもの。
国内で人気のあるスポットは、
栃木県戦場ヶ原・・・日光国立公園内にある広さ400haにも及ぶ湿原。標高約1400m。
長野県南牧村野辺山・・・日本の三選星名所のひとつ。標高1000m~1500m。
岡山県美星町星空公園・・・その名の通り美しい星の町。日本三選星名所のひとつ。
沖縄県石垣市・・・日本三選星名所のひとつ。標高が高くないビーチからでもたくさんの星が見える。
福岡県星野村・・・肉眼でも天の川が見られる。九州最大級の口径65cmの望遠鏡を備えた「星の文化館」がある。
岩手県洋野町・・・おおのキャンパス内にある「ひろのまきば天文台」は日本一星が見やすい場所に選ばれている。

5.夜空を見上げて

普段は忙しくてなかなか見上げることがない夜空。
都会ではネオンの明かりできれいな空を見ることが難しいものの、ちょっと足を伸ばせば満天の夜空がアナタを待っています。

忙しい現代社会に生きているからこそ、ゆっくりじっくりと星空を眺めて、心身をリフレッシュしてみませんか?

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