現在、日本で流通する漆の95%が主に中国など海外産の漆となっており、国産漆はわずか5%となっています。
その国産漆の7割を生産する二戸市、浄法寺に拠点を構える日本うるし掻き技術保存会では、研修生の募集を行っています。
〇研修の目的
国の選定保存技術である「日本産漆生産・精製」について、漆掻きの技術者の養成を行い、その技術の保存を図るため。
〇研修の種類
⑴長期研修・・・原則6月~11月の約6カ月間、漆掻き職人の指導者のもとで技術の習得をします。短期研修の受講が必須となります。
⑵短期研修・・・9月~10月頃のうち3日間、漆掻き職人の指導者のもとで研修を行います。
各研修の詳細は、下記をご覧下さい。
(1)長期研修について
①対象者
短期研修を受講済みで、長期研修終了後、漆掻きを行っていく意思がある人。概ね60歳までで、性別は問いません。
②申込方法
日本うるし掻き技術保存会ホームページからお申し込み下さい。
③申込期限
受講を希望する前年度の9月末。
④選考方法
書類審査を経た上で、受講を希望する前年度内に面接を行い決定します。
⑤研修期間
原則6月から11月までの6カ月間。
※天候や指導者により研修期間が前後する場合もあります
⑥研修内容・時間
指導者となる職人のもと、年間を通して行う漆掻きの一通りの技術および林の手入れ(草刈り、伐採など)。
漆の成分分析や精製研修など漆関連の知識を深めるための研修。
研修時間は、自然が相手のため定時の時間はなく、漆掻きの日は早朝から日没までとなります。
漆掻きに関する研修は指導者の指示に従い、それ以外の研修については、事務局で指導します。
⑦研修費用
事務局負担・・・研修に直接必要な軍手や作業着、長靴などの消耗品、車両等の燃料費、視察研修旅費。クマ除けの鈴や草刈り機などの備品は希望に応じて貸し出します。
自己負担・・・研修に必要な車両、宿舎に係る経費(光熱水費・食費等含む)
⑧研修手当
1日7,000円、月22日、月額154,000円を限度として支給します。提出された日誌にもとづき、研修月の翌月10日(土・日曜、祝祭日の場合はその翌営業日)に口座振込。
研修時間が4時間以上は日当の全額、4時間未満の場合は日当の半額を支給します。ただし、所属先から研修期間中に給与支払いがある場合は支給しません。
(2)短期研修について
①対象者
漆掻きを行っていく意思があり、次年度長期研修を希望している人。性別は問いません。
②申込方法
日本うるし掻き技術保存会ホームページからお申し込み下さい。
③申込期限
受講を希望する年度の6月末
④選考方法
書類審査で決定します。
⑤研修期間
9月~10月頃のうち原則3日間。
※時期、研修日数については要相談
⑥研修内容・時間
指導者となる職人のもと、漆掻きの一通りの技術および林の手入れ(草刈り、伐採など)。
漆の成分分析や精製研修など漆関連の知識を深めるための研修。
研修時間は、自然が相手のため定時の時間はなく、漆掻きの日は早朝から日没までとなります。
漆掻き関する研修は指導者の指示に従い、それ以外の研修については、事務局で指導します。
⑦研修費用
事務局負担・・・漆掻き用具
自己負担・・・原則受講者負担となります(作業用衣服、長靴、車など研修に必要なもの、宿泊費、交通費など)
⑧研修手当
1日7,000円。
提出された日誌にもとづき、研修月の翌月10日(土・日曜、祝祭日の場合はその翌営業日)に口座振込。
研修時間が4時間以上は日当の全額、4時間未満の場合は日当の半額を支給します。ただし、所属先から研修期間中に給与支払いがある場合は支給しません。