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盆栽の歴史と海外での人気について

盆栽
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盆栽
「盆栽」と聞くと、「なんだかむずかしそう」というイメージをお持ちではないですか?
今や「盆栽」は「BONSAI」となって、世界中に人気が広まり、盆栽目当ての旅行客はもちろん、盆栽園に住み込みで修行をしに来る人までいるほどなんです。

盆栽の奥深い魅力をのぞいてみましょう。

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1.盆栽の歴史

盆栽の発祥は唐の時代の中国。
盆(鉢)のなかで自然の景色を楽しむ「盆景」が平安時代に日本に伝わり、貴族から禅僧、武士に愛好されました。
江戸時代には小さい盆栽(小品盆栽)が登場し、木の種類もたくさん増えました。
明治時代には現在の盆栽の基盤ができ、その後戦後にかけて庶民の間にも広まりました。

2.見て楽しむ・育てて楽しむ

盆栽2
盆栽は「生きた芸術」とも呼ばれるように、植物が成長しつつあり、完成しないおもしろさを楽しむもの。
次のポイントに注目するとより一層楽しめます。

  • 根が力強く張って、安定感があるか
  • 幹は上に行くほど自然に細くなっているか
  • 枝の太さや間隔のバランスはよいか

盆栽は限られたスペースに再現された自然空間。
ぜひそこに隠された作成者の意図を想像しながら鑑賞してみてください。

さて、自分で育てる場合にはどのようなポイントがあるでしょうか?

  • 自分の好みの植物を選ぶ
  • 常緑、美しい花、かわいい実、四季の移り変わりなど、どれを楽しむかにより木を選びます。

  • どのような景色をめざすのか
  • 美しさ、雄大さなど表現したい自然の景色を思い描き、幹をまっすぐ伸ばす、枝分かれさせるなど樹形を決めます。

  • 剪定と手間ひま
  • はさみやピンセットを使って枝葉を整えます。
    そのほか水・肥料やり、防虫、暑さ・寒さよけなど手間ひまかけるほど愛着がわき、いつしか夢中になっていることでしょう。

さらに、コケを生やすか、どんな鉢と合わせるか、どのように飾るかなどアレンジは無限。正解がないなかで、自分なりに時間をかけて育てていく…宇宙のように果てしない奥行きを盆栽に感じませんか?

3.海外のファンは増える一方

盆栽は世界中で大人気。
1世紀以上前のパリ万博で初めて盆栽が紹介されてから、一時的な流行ではなく着実にファンを増やし、90年代以降一気に人気に火がつきました。

4年に1度開かれる世界盆栽大会には、アメリカらヨーロッパだけでなく、アジア、アフリカ、ラテンアメリカからの参加者も少なくありません。

盆栽がこんなに広まったのは、海外の人々が盆栽に東洋の神秘や自然の壮大さを感じるとともに、侘び寂びなど日本的な感覚にも魅かれているからではないでしょうか。
そして生きたアートとして高く評価しつつも遠巻きに見るのではなく、贈り物に、インテリアにと、お年寄りだけでなく、子どもや若者、女性も身近に取り入れて楽しんでいるのです。

4.外国人が憧れる盆栽の聖地

日本の有名な盆栽師は海外でも引っ張りだこで、講演会の依頼が絶えないそう。
観光スポットとして盆栽の産地を訪れるほか、3ヶ月ほど修行する人も少なくありません。

海外の盆栽ファンには聖地ともいえる盆栽スポットがこちら。

大宮盆栽村
1億円を超える名木「日暮し」や「青龍」を所蔵する盆栽美術館のほか、見学や体験ができる複数の盆栽園、さくら通りやけやき通りなどの盆栽四季の道があり散策するだけも楽しそう。

[所在地]
さいたま市北区盆栽町
大宮盆栽村
盆栽美術館を訪れる際は、お目当ての盆栽が展示中かどうかご確認のうえお出かけください。

苔聖園(たいしょうえん)
世界中から住み込みのお弟子さんを受け入れている盆栽園。3か月の修行で盆栽の基礎を学ぶことができる。

[所在地]
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田1872-2
苔聖園

春花園BONSAI美術館
内閣総理大臣賞をはじめ、数多くの受賞歴がある「ボンサイマスター」小林國雄氏の盆栽園。

[所在地]
〒132-0001東京都江戸川区新堀1-29-16
春花園BONSAI美術館

5.気軽に盆栽を始めるには?

「盆栽を置くスペースがない」「お世話が大変そう」とお悩みなら、てのひらサイズのミニ盆栽や指にのるサイズの豆盆栽はいかがですか?
緑のある生活は気分をリフレッシュしてくれるはず。
あまり身構えずに、気軽に盆栽のある暮らしを始めてみてくださいね。

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