出雲大社の歴史と周辺のおすすめ観光地!縁結びの聖地出雲

出雲大社
古事記や日本書紀にも登場し、日本の文化にも非常に深い関わりを持つ、出雲大社。
今回は出雲大社の歴史とその魅力、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介致します。

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【目次】
1.出雲大社とは?その特徴と御朱印
2.出雲大社の歴史
3.古代の出雲神話が実証された世紀の大発見
4.出雲に惚れた小泉八雲
5.縁結び
6.出雲大社以外のおすすめスポット
7.まとめ

1.出雲大社とは?その特徴と御朱印

出雲大社の鳥居
島根県の出雲市に位置する、出雲大社。
通称は”いずもたいしゃ”と読まれていますが、本来は”いずもおおやしろ”と読みます。
最近では縁結びのパワースポットとしても有名で、特急型寝台電車の「サンライズ出雲」で行く縁結びの旅も女性に人気となっています。

出雲大社の祭神は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。
大己貴命(おおなむちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ)、葦原醜男神(あしはらのしこおかみ)などの別名も持っています。
国土開拓、農耕や漁業、医療など、幅広い御神徳を持ちます。

出雲大社の特徴

  • [参拝方法]
  • 出雲大社の参拝方法は普通の神社と少し違い、二拝四拍手一拝となっています。

  • [出雲國造(こくそう)]
  • 出雲國造とは、出雲大社の宮司の事。
    天照大御神の子で、大国主大神に仕えていた天穂日命(あめのほひのみこと)が國造の祖先で、代々世襲して受け継がれてきました。

出雲大社の御朱印

出雲大社の御朱印
出雲大社でも御朱印を頂く事が出来ます。
御朱印を貰える場所は、御本殿と神楽殿。
御朱印帳に参拝の記念として御朱印を頂き、それをコレクションするもの楽しいですよね。

2.出雲大社の歴史

出雲大社の神楽殿
出雲大社の歴史は非常に古く、日本最古の歴史書である古事記に出雲大社の起源が記されています。

かつて、出雲の地は大国主大神が治めていました。
それを見た高天原(天上の神々の国のこと)の天照大御神は、出雲は我が子が治めるべきであると、出雲へ使者達を送ります。

しかし、使者たちは大国主大神を尊敬してしまって仕えたり、娘と結ばれたりと、一向に帰ってきません。

しびれを切らした天照大御神は、武力で解決しようとタケミカヅチとアメノトリフネという二神を送ります。
そして大国主大神の息子と力比べの勝負をして勝利し、出雲の地を譲り受けることに。
大国主大神は「国を譲る代わりに、高天原の御殿のような神殿を建てて欲しい。」と願い、神殿を立てさせました。

この神殿が、現在の出雲大社なのです。
ちなみに出雲大社は、出雲地方の杵築(きづき)の地にあることから、明治初期までは「杵築大社」と呼ばれていました。

3.古代の出雲神話が実証された世紀の大発見

古代の出雲大社の姿が記された神話には、その高さは四十八メートル、その以前には九十六メートルもあったと記されています。
現在の本殿の高さが二十四メートルで、それでも日本一の高さを誇っている為、さすがにそこまで高くは無かったのではないかと言われていました。

しかし平成十二年、出雲大社の境内を発掘している際に古代の本殿の姿に描かれている巨大な柱(三本の柱を金輪でくくったもので直径三メートル程)が発掘されたのです。

この柱から推測される高さは四十八メートル。
そしてその本殿に至る階段の長さは百メートルもあったとされます。
これにより、少なくとも四十八メートル程の高さはあったというのは正しいとされ、その古代の神話が立証されたのです。

4.出雲に魅せられた小泉八雲

松江の宍道湖
出雲は古くから人々を魅了してきましたが、その一人が小泉八雲です。
出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーンの外国人で、日本国籍取得後に小泉八雲となりました。

この八雲という名前の由来にも、出雲の地が関わっています。
それは、スサノオノミコトが詠んだ下記の歌にあります。

八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を

訳:沸き立つ雲が垣根を巡らしてくれ、妻を住まわせる素晴しい家が出来た

CHECK
スサノオノミコトは、強くて荒々しい武勇の神さまです。
八俣の大蛇を退治した神話でも有名な神さまで、八重垣神社でクシナダヒメと結ばれました。
スサノオノミコトの娘のスセリビメは、大国主大神と結婚しています。

上記の歌は、クシナダヒメとの新居である須佐神社からの景色を眺めながら詠んだ歌です。
この歌から名前を取る程出雲の地に惹かれていた小泉八雲ですが、日本に来たきっかけは偶然からでした。
元々日本の文化が好きで、特に出雲に憧れていた八雲は日本で教師として働くことを決意します。

すると、偶然出雲のすぐ近くの松江に赴任となったのです。
そこで働き、そして暮らす中で人々の素朴な暮らしぶりや自然・神々への信仰の美しさに惹かれ、ますます魅了されていきます。

松江を”神々の国の首都”と評した八雲は、使用人として出会ったセツと結ばれます。
そしてセツから伝承や民話を教わり、とりわけ怪談に興味を惹かれた八雲は、それを英訳し出版し、海外にも広まっていったのです。

5.縁結び

お祈りする女性
出雲大社といえば、縁結びで有名です。

これはまず、祭神の大国主大神が百八十一柱の御子神をもうけたという神さまであるということと、毎年十月に出雲に全国の神々が集まり、縁結びについて話し合うとされていることに由来しています。

十月が”神無月”と呼ばれるのはその為で、逆に神様たちが集まる出雲では”神在月”と呼ばれています。
この期間は神さまたちの会議を邪魔しないように静かに過ごす期間として、出雲の人々はこの期間を”お忌みさん”と読んでいます。

6.出雲大社以外のおすすめスポット

出雲には出雲大社だけではなく、様々な名所や縁結びスポットが点在しています。

玉造温泉
玉造温泉
玉造温泉は古代からあったとされる歴史ある温泉です。

ここでは勾玉(まがたま)という装身具が作られており、それが玉造の名前の由来となっています。
勾玉の独特な形は魂の形とも言われ、身につけると魔除けになるとされています。

特に近くで採れた”青メノウ”で作られる勾玉は非常に美しく、霊力も強いとされました。
朝廷の重要な祭祀でも用いられていた為、勾玉の産地であるこの地は特別な地位にいることが出来、聖地とされたのです。

玉造温泉のお湯は、その歴史と地理的要因から”神の湯”や、美容効果が高いとされることから”美肌の湯”とも呼ばれています。

名称 玉造温泉旅館協同組合
住所 〒699-0201 松江市玉湯町玉造32-7
電話 0852-62-0634
玉作湯神社

玉造温泉から徒歩五分ほどの場所にある玉作湯神社。
この玉作湯神社には”願い石”という、触って祈れば願いが叶うと言われている石があります。

願い石は、山の中で見つかった自然石。
自然に削られたとは思えないほど真ん丸の石を見た人々は、石の神さまとして神社に祀ったのがこの願い石の起源です。

社務所で”叶い石”を600円でお授け頂くことが出来ますので、それを御神水で清め、願い石に直接触れさせながらお願いごとをします。
その後拝殿で二枚複写の願い札に願い事と住所、氏名を書いて一枚は願い札入れに投函、一枚は叶い石とともに持ち帰ります。

名称 たまなび「玉作湯神社」
住所 島根県松江市玉湯町玉造508
八重垣神社
八重垣神社の鏡の池
スサノオノミコトとクシナダヒメが結ばれた地、八重垣神社。
この八重垣神社には”鏡の池”と呼ばれる池があり、ここに願い事を書いた紙を浮かべ、そこに硬貨を乗せて沈むまでどのくらい時間がかかったかで、縁の速さや近さなどがわかるとされています。

名称 八重垣神社
住所 島根県松江市佐草町227
須我神社
須賀神社
スサノオノミコトとクシナダヒメが住んだ家とされる、須我神社。
この地で、前述の和歌「八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」が詠まれました。
須我神社から2km程離れた奥宮として”夫婦岩”が鎮座しています。

名称 須我神社
住所 〒699-1205 島根県雲南市大東町須賀260
電話 0854-43-2906

7.まとめ

古代から人々の信仰を集めてきた、出雲大社。
その歴史は今も人々に受け継がれています。

六〇年ぶりの遷宮となった平成の大遷宮の際も、多くの寄付金が集まりました。
日本の起源が記された古事記でも、出雲は特別な地として描かれています。
出雲大社の他にも、是非訪れたいスポットも多いので、島根観光を楽しんでみて下さいね。



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