私たちについて
松永窯は、福島県浪江町で300年以上続く指定伝統工芸品である「大堀相馬焼」の窯元です。
馬の絵(駒絵)や青ひびの地模様(貫入)、二重焼といった特徴を持ち、歴代の窯元たちが代々この技を伝えてきました。
松永窯は「大堀相馬焼を通じて、福島を全国に、世界の人に好きになってもらいたい。」を使命に、福島が全国・海外に誇れる「大堀相馬焼」を世界に伝え続けてきています。
なぜやるのか?
■日本人が海外に誇れるものを作るため
代表の松永は海外での起業経験があることから、海外ではどのようなものが受け入れられるかを身近に感じてきました。
特に日本の伝統工芸品は、日本国内よりも海外のほうが高い評価を得ることもあります。
しかし、日本の伝統工芸品が持つストーリー性や美しさ、機能性等をうまく伝えきれていないという課題がありました。
一方で日本国内では伝統工芸品の需要や後継者が減り、製造元は潰れていくばかり。
少しのボタンの掛け違いで、長年受け継がれてきた日本の宝が衰退しています。
伝統工芸品は見方を変えれば、現状を打破する日本の未来のための重要な産業になり、ひいては外貨獲得の大きな一手となると考えています。
海外への出張の際などの手土産にとても喜ばれる、日本の伝統工芸品。
海外の方々は私たちが思っている以上に、日本の技術力の高さやその商品が持つストーリー、歴史に対してリスペクトをしています。
一方で、私たちはどうしてもモノづくりに力を惜しみなく入れてきたので技術力はとても高くなりましたが、歴史や思想を伝える力に欠けています。
歴史・思想・技術これらを合わせて発信していくことで世界に誇ることのできる「ブランド」を作り上げます。
■福島県浪江町の発展の一助となるため
原発事故によりもうなくなってしまうかもしれない町の重要なアイデンティティとして存在する必要があります。
しかしこれは、浪江町の問題でなく日本の問題であり、課題を先取りして解決することで全国の問題を解決することにつながります。