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除夜の鐘とは|除夜の鐘を鳴らす意味|鐘を鳴らす体験ができる場所

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2021年ももう残りわずかとなりました。
お正月を迎える前の12月31日に年越しそばや色々なごちそうを作って忘年会をしたり、1月1日には初詣や初日の出を見に31日の夜からお出かけされる方もいるのではないでしょうか?

そんなお正月ですが31日の夜に鐘の音を聞いたことがある方も多いと思います。
その鐘の音を【除夜の鐘】と言いますが、除夜の鐘って詳しく知っていますか?

今回はその除夜の鐘についてご紹介していきます。

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除夜の鐘とは


除夜の鐘とは31日の大晦日ちょうど日付が変わり新しい年になる深夜0時を挟んでつく鐘のことです。
この除夜の鐘は108回鳴らすことが決まっています。
31日の夜に107回鳴らし、最期の1回を年明けに鳴らすお寺もあるようです。

除夜は一年の終わりである12月31日の「除日(じょじつ)」の夜を表します。
除夜や除日の「除」と言う字は古いものから新しいものへと変わることを意味する言葉で、それまで過ごしてきた年から新しい年に変わっていくことを示します。
因みに、中国では除夜のことを「除夕(じょせき)」と呼ぶそうです。

除夜の鐘はなぜ108回鳴らすの?

それではなぜ108回鳴らすことが決まっているのでしょうか。
これには諸説ありますが人間の108個の煩悩を払うためと言う説、一年を表す数つまり月の数(12か月)と24節季の24、1年を72の季節に分ける72候の72を足して108と言う説もあります。

除夜の鐘と煩悩について


煩悩とは主に仏教で使用される言葉で、人が生きていく上で感じる苦しみの原因になります。
簡単な言葉で表すと欲望や欲求になります。

生きていくうえでの苦しみと言われてもなんだか難しくてわかりにくいですよね。
例えば、ダイエットをしているとしましょう。
やせるために甘いものや暴飲暴食は控える、運動をするなど様々な試練が待ち構えていますが、おいしそうなご飯やお酒などの誘惑が必ず出てきます。
食べてはいけないのに少しだけ食べてしまおうという誘惑にはしらせてしまうのが「欲」、つまり煩悩になります。

それでは、その煩悩に打ち勝つことはできるのでしょうか?
はっきり言うと仏教において煩悩を消す、捨てることはできません。
しかし、自分の心をしっかりコントロールすれば煩悩に飲み込まれことはなくなるとされています。
つまり、自分の欲を無理やり押さえつけてしまうのではなく、煩悩を前向きに捉え制御することで打ち勝つことができるのではないでしょうか?

梵鐘と除夜の鐘を鳴らすときのマナー

除夜の鐘の音は「梵鐘(ぼんしょう)」と言います。
お寺にある大きな鐘を太い木で叩いて鳴らす鐘のことで、お寺によってはこの梵鐘を叩かせてくれるところもあります。

この梵鐘を鳴らすときにマナーがあるということを皆さんは知っていましたか?
梵鐘を鳴らすときには必ず参拝前に鳴らしに行きましょう。
参拝後に梵鐘を鳴らしにいくのは「戻り鐘」といい、縁起の悪い行為とされています。

①鐘の前で合掌・一礼
②鐘を鳴らすための木(撞木・しゅもく)についている紐を後ろに引いて鐘に当てます。
③最後にもう一度合掌・一礼しながら仏様へお願い事や感謝の気持ちをしっかり念じます。
④梵鐘を鳴らし終わったら次の人に速やかに変わりましょう。

また、梵鐘を鳴らす際のコツとして

①強く叩き過ぎない
②鐘を鳴らす間隔を30秒ほど空ける

梵鐘はその鐘の音に悩みや苦しみを断ち切る力があるとされています。
基本的に梵鐘は大晦日だけではなく朝や夕方、法要のときなどにも鳴らすことがありお寺にとって特に大切であることがわかります。
そんな大切な梵鐘を強く叩き過ぎてしまうとひびが入ってしまう場合があるため、使えなくなってしまうことがないようにやさしく叩くようにしましょう。

除夜の鐘を鳴らす体験ができる場所

ここまで、除夜の鐘についてご紹介してきました。
この除夜の鐘ですが鐘つきの貴重な体験ができる場所があるのでいくつかご紹介します。

築地本願寺

築地本願寺では特に予約などの必要はありませんが整理券が必要になります。
梵鐘開始は当日の23時からの法要後、法要に参加した人のみ梵鐘をつくことができます。
鐘つきの整理券が当日の22時から配布されます。
築地本願寺ホームページ

増上寺

増上寺は東日本最大の梵鐘があるお寺で、除夜の鐘は1日の0時から開始します。
12月1日に梵鐘を鳴らす体験ができるチケットが販売されますが数も少なく、すぐ売り切れてしまうそうです。
大本山増上寺ホームページ

池上本願寺

12月31日の23時から体験に必要な整理券を配布します。
定員は300名で参加費は無料になります。
池上本願寺ホームページ

まとめ|除夜の鐘を聴いて心を鎮めよう

除夜の鐘について少し詳しくなったところで、たまには年の最後の除夜の鐘をご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか?

参考/おすすめリンク

人間の欲「煩悩」とは|Couerlien
除夜の鐘の意味とは|村松山極空蔵堂
除夜の鐘は何時から?|意味や由来・つき方やマナーまで|じゃらんニュース
除夜の鐘|冠婚葬祭マナー&ビジネス知識

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