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香道は日本独自の芸術!歴史や楽しみ方を知って香道に親しもう

香道
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香道
茶道や華道とくらべ、ややマイナーなイメージがある香道。

今回は香道について紹介します。
日本ならではの「精神性が高い芸術」ともいわれる香道を知り、気軽に楽しみましょう。

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1.香道とは?

香道は、その名のとおり「香りを楽しむ芸道」です。
香木を焚いて香りをたて、その香りを鑑賞します。

香道に使う道具の一部を挙げます。

香木

芳香を有する木を「香木」と呼びます。
香木という種類の木がはえているのではなく雨や害虫などの影響で朽ちて熟成された結果、よい香りを放つようになったものが香木です。

もっともポピュラーな香木は「沈水香木(ぢんすいこうぼく)」。
香木に含まれる樹脂の量や質によって、「伽羅(きゃら)」、「羅国(らこく)」、「真那伽(まなか)」、「真南蛮(まなばん)」、「佐曾羅(さそら)」、「寸聞多羅(すもんたら)」の6つに分類されます。

香炉

香木を加熱し、香気を発散させるための道具です。
単なる道具ではなく、香炉そのものも芸術品として扱われます。

火道具

香炉の上に香木をのせる「香匙(こうさじ)」、香炉の灰を美しい山型に整える「灰押(はいおさえ)」、灰を掃除するための「羽箒(はぼうき)」などがあります。

そのほかにも道具をのせる盆、香木を入れる志野袋、道具を並べる地敷き(じしき)という厚紙など香道の道具は多岐にわたります。
道具や作法は細かく決まっていますが、大まかにいえば「香木を焚いて、その香気を楽しむ」というのが香道の基本です。

2.香道の歴史

香道
『日本書紀』には595年、香木が淡路島に流れ着いたという記録があります。
香木はインドや中国から、仏教とともに伝来しました。奈良時代には寺院で盛んに香が焚かれていたそうです。
やがてその芳香が愛され、宮中でも香が焚かれるようになります。

平安時代には仏教を離れ、貴族の間で香が流行しました。
香木は日本国内で手に入らないことから、高級な贈答品として珍重されます。

芸道として作法がつくられていくのは、武士が台頭する鎌倉時代以降。
香を楽しむだけでなく禅の教えも加わり、室町時代になると現在の香道につうじる文化が確立します。
さらに江戸時代に入ると香が武家のみならず庶民、女性にも広がり、香道は教養の1つに数えられるようになりました。
現在でも「香道教室」などが開かれ、習い事や趣味として愛好されています。

3.楽しみ方

香道の楽しみ方はたくさんありますが、「聞香(もんこう)」と「組香(くみこう)」が中心です。

聞香(もんこう)
香を焚き、香りを鑑賞するもっともシンプルな楽しみ方です。作法は茶道のお点前に似ています。
香炉を左手にのせ、右手で香炉の上を覆うようにして香りを聞きましょう。
香道では香りを「かぐ」とはいわず、「聞く」と言います。静かに香気を吸い込んだら、一礼して香炉を隣の人に回していくのが作法です。
組香(くみこう)
香を聞き分ける遊びが組香です。
何種類かの香木を用意し、小さく分けてひと欠片ずつ香包に包みます。
どれがどの香か分からない状態で1つずつ焚いていき、参加者は香炉を回しながら香の種類を考えます。
答えを手元の紙に書いて提出したら、答え合わせ。
正解の数で成績が決まります。組香には季節や名所、文学をテーマにしたものもあり、教養も問われる遊びです。

いかがでしたか?
香道に興味がわいたら、ぜひチャレンジしましょう。
お香や香道具を扱うメーカーでは香道教室や香道体験をおこなっている場合があります。
以下のサイトを参考に香道デビューしてください。

麻布 香雅堂

日本香堂

御家流香道 桂雪会

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