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ハンドメイド作家、職人向け!WEB活用&業務効率化マニュアル

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個人や小規模企業でも、簡単に情報発信やEC(ネット販売)が出来るような時代になりました。
でも、”出来る”のと”上手く活用する”のは大違いですよね。

ただホームページを作ったり、ネットショップを開いたりすれば自動的に売上アップなんて事はありません。
そこで今回は、全ての個人作家や作り手、職人の方に向けて、WEBやITツールをフル活用出来るようなマニュアルを作成しました。

このマニュアルは、作家や職人の方を少しでも応援する事を目的としています。
制作以外の業務の効率化やファンづくり、売上増加において少しでもご参考になれば幸いです。

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1.HP(ホームページ)を作ろう

WEBの活用といえば、まずホームページの作成が思い浮かびますよね。
実際、作家の名前や屋号、企業名で検索した時に何も情報が出てこないと、消費者心理としては不安になるし、なにより機会損失になってしまいます。
この章ではホームページの作り方、おすすめのサービスについて解説しています。

1-1.ホームページは必須?

最近はFacebookやInstagramだけアカウントを作ってあるという方もいますが、それもアリだと思います。
ただやはり検索した時にホームページがちゃんと出てきて、そこに情報がまとまっていて、問い合わせも出来るというのは安心感につながるので、あった方がより良いでしょう。

1-2.ホームページの作り方

一昔前まで、ホームページを作るには小さなものでも数十万円の制作費がかかるのが当たり前でした。
しかし現在では、月数百円程度でホームページを持つ事も出来るようになっています。

ここでは一般的なホームページ(自己紹介、商品紹介、お問い合わせ等で10ページ前後)を想定し、主な作成方法3パターンを下記にご紹介します。

①業者に依頼する

Web制作会社に作成を依頼する方法です。
初期費用が数万円〜数十万円かかり、更に管理費用として月に数千円〜数万円がかかります。
最近ではランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使って、フリーランスの方に直接WEBサイト製作依頼するなど費用をもっと抑える方法もあります。

【メリット】
管理までプロに任せる事が出来るので、全く知識がなくても作成出来る。
【デメリット】
他の方法に比べ費用がかかる
画像の差し替えなど簡単な更新でも依頼する必要があり、その都度費用がかかる場合もある

②自分で作成する

自分で勉強してホームページを作るのも不可能ではありません。
その場合はサーバー代など最低限の費用で運営する事が出来るので、単純にコスト面だけみると一番安い方法です。
ただ勉強と作成には当然時間がかかるので、本業の為のホームページに時間を取られすぎるのも本末転倒とも言えます。
Webサイトは一度作っても更新、メンテンスを行う必要があるので、手間も一番かかる方法です。

実際自分で作ったホームページを運営している方もいます。
その人の人柄などがサイト伝わるというメリットもあるかもしれませんが、数年毎にリニューアルを行わないとどんどんデザイン面でも古くなり、セキュリティ面でも危険が増えてきます。
最近ではスマホに対応しているか、というのも大事ですよね。
本当にWEBが好きで勉強も続けられるような方に向いている方法です。

【メリット】
費用を抑えられる
【デメリット】
WEBの勉強に時間を取られる
セキュリティ等、全て自分で対応する必要がある

③ホームページ作成サービスを利用する

”業者に依頼する”と”自分で作成する”の間がこの方法です。
一昔前はパソコンにソフトをインストールする”ホームページ・ビルダー”などを使っていましたが、最近は技術の進歩によって、インストールせずにインターネット上で簡単にホームページを作成出来るサービスが誕生しています。

大体の流れとしては、好みのテンプレートを選び、自分で文章や画像をアップロードして公開、という流れです。
これらは知識が無くても簡単に作成することが出来、自分好みにカスタマイズすることも出来ます。

【メリット】
作成無料、月に千円前後でホームページが運用出来る
更新も簡単に無料で出来る
【デメリット】
自分で作成する場合に比べるとカスタマイズに制限がある

基本的には、この方法が一番おすすめです。
以下におすすめのホームページ作成サービスをご紹介します。
なお、ご紹介しているのはEC(ネットショップ機能)が付いているものに絞っています。

BASE
月額 0円
特徴 無料のネットショップ作成サービス。
基本テンプレートであれば0円で作成、運用ができる。(有料テンプレートも有り)
商品が売れた場合のみ、3.6%+40円がかかる。
カラーミーショップ
月額 900円
特徴 ネットショップ作成サービス。
上記のJindoと同様、決済は自分で設定する。
MakeShop
月額 2100円
特徴 ネットショップ作成サービス。サポートがしっかりしていて、豊富な機能がある。
クレジットカード決済手数料は3.6%。

どれが良いかよくわからない!という方は、月額費用のかからないBASEが一番定番でわかりやすいのでオススメです。

2.HP(ホームページ)の運用

ホームページは一度作って終わりではありません。
日々の運用を行ってこそ効果を最大限にすることが出来ます。

この章では、サイトの運営にあたって考えるべき事を解説しています。

2-1.ホームページへの集客

ホームページを作ったら、お客様に見てもらって初めて意味が生まれますよね。
ではホームページにお客様に来てもらう”集客”はどうやって行えば良いのでしょうか。
わかりやすく分類すると、下記の2つがあると考えて下さい。

①検索による集客

ヤフーやグーグルで検索した時、サイトが上の方に表示されていると訪れる人も増えてきます。
屋号や社名で検索上位に表示させるのは難しくありませんが、自分が表示させたいキーワード(例:ガラス作家であれば「ガラス 手作り」など)で上位表示を狙うとなると、努力が必要になってきます。

上記のガラス作家の例でいうと、ホームページのタイトルに「手作りガラス販売の◯◯屋」などキーワードを入れたり、「ガラスの豆知識」や「ガラス作品制作の裏側」などの関連読み物記事を配信していくことで、検索エンジンからの評価が高まって上位表示の可能性も上がってきます。
これらをSEO(検索エンジン最適化 – Search Engine Optimization)やコンテンツマーケティングとも呼びます。

Q.検索結果に表示させるには登録が必要?
A.1章で紹介したホームページ作成サービスであれば、登録などは特に必要ありません。
自分で作成した場合はサイトマップを送信したりきちんと手続きを経る必要があります。

②SNSによる集客

FacebookやTwitter、Instagramアカウントも同時に運用し、そこからホームページへ誘導する集客方法も有効です。
ホームページを定期的に訪れてもらうのはハードルが高いですが、SNSは一度フォローして貰えれば定期的に情報を届ける事が出来るというメリットがあります。

Facebookは”情報の蓄積”、Twitterは”リアルタイム性”、Instagramは”写真”など、それぞれSNSによって特徴も違いますので、やみくもに始めるのではなくまずは下記のような上手く運用しているアカウントを参考にするのが良いと思います。

北欧、暮らしの道具店
主に北欧に関係する雑貨等を販売するネットショップです。
質の高い読み物コンテンツとネットショップを融合させ、コンテンツマーケティングの筆頭として語られる事も多いです。
Facebook、Twitter、Instagram、LINE、メルマガを運用しています。

土屋鞄製造所
ランドセルやカバンなど、革製品を販売するお店です。
美しい写真でSNS上でも多くのファンを獲得しています。
FacebookとInstagramを運用しています。

3.作品をネットで売ろう

1章で紹介したホームページ作成サービスでは、全てネットショップ機能を利用する事が出来ます。
この章では、ネットで商品を売る為のポイントを解説します。

3-1.写真が何より大事

ネットショップで商品を購入する際、一番重要なのは写真です。
ただ商品の全体像の写真を撮って掲載するだけでは、消費者には魅力が伝わりません。

その商品の持つ特徴や世界観を伝えられるような、綺麗な写真を撮る必要があります。
撮るものや伝えたいイメージによって様々な方法がありますので、他のネットショップや下記のような書籍を参考にするのもオススメです。

また、自分で撮影を行うにはカメラや反射板、背景なども用意しなければならず、手間もかかる為ランサーズのようなサービスで外注してしまうのもオススメです。

3-2.その他の考えるべき点

写真以外で気をつけるべき点も様々あります。

【送料】
どの配送業者を使うか、送料はいくらにするか、「1万円以上で送料無料」等のキャンペーンを行うかなど。
【梱包】
どの箱を使うか、梱包資材の用意、同梱物(お礼状等)など。

このほか日々の運営の中で必要なことは多くあると思いますが、ネットショップは購入→配送→受け渡しという流れなので、上記2つは顧客体験に直接影響するので特に重要です。

3-3.自分でHPを持たなくても販売は可能

これまでは自分でホームページを持つ前提で解説してきましたが、実は自分のホームページが無くても商品のネット販売を行う事が出来ます。
例えばハンドメイド作品のオンラインマーケットであるminneでは、月額費用などがかからずに販売時の手数料10%のみでサイト上に商品を掲載する事が出来ます。

4.イベントに出店しよう

ものづくりの作家や職人の場合、クラフトフェアや陶器市など、様々なイベントへの出店機会があると思います。
ネットも大事ですが、やはりリアルで対面して商品を買えるというのは、作り手と買い手双方にとってメリットは多いですよね。

この章では、イベントに出店する方法と考えるべき点について解説します。

4-1.イベントに出店するには

クラフトフェアや陶器市は、事前に出店希望者の募集が行われます。
そこに応募し、選考を通ると出店出来る、という流れです。

こちらの「つう工房」さんのHPでは、各地のイベント情報がまとめられていますので、まずはこういったところから情報を収集するのが良いと思います。

出店が決まったら、プロフィールやサイトURLが載ったパンフレットや簡単な名刺を用意しましょう。
「これ買ったのってなんてお店だっけ?」というのは、よくあることです。
もしSNSなどをフォローしてもらえたらファンの獲得にもつながりますし、次回の出店時にも来店してくれる可能性も高まります。
ラクスルなどのネットプリントサービスであれば非常に安く印刷する事が出来ます。

イベント出店のメリットとして、お客様の声を直接聞けるというのは勿論ですが、作家同士の横のつながりが出来る事も大きいです。
イベントの口コミやブースの設置についてなど、情報共有が出来る貴重な機会でもあります。

4-2.カード決済を取り入れよう

ネットショップであればクレジットカード決済はポピュラーですが、小規模、個人レベルではリアルでカード決済を取り入れるのはほぼ不可能でした。

しかし最近では下記の「スクエア」というサービスが誕生したことで、個人レベルでも簡単にカード決済を導入する事が出来るようになりました。
イベント出店時はもちろん、工房を開放している場合は店頭販売時やワークショップ時など、カード決済を選択出来るのは消費者にとってもありがたいですよね。

スクエアはスマホやタブレットにカードリーダーを挿すだけで利用することができ、月額固定費はかかりません。
かかるのは決済手数料の3.25%〜のみ。
キャッシュバックキャンペーンを活用すればカードリーダー代(4,980円)も実質無料で利用開始することが出来ます。
気になる方は↓のバナーからどうぞ!



5.ファンをつくろう

ホームページを作るのもイベントに出店するのも、大きな目的に”新規ファンの獲得”があると思います。
この章では、既存ファンのフォローと新規ファン獲得について解説します。

5-1.新たなファンの獲得

新しいファンを獲得していくことは、売上増加という点でも非常に大事です。
ファンになってもらう為にはまず、知ってもらう必要があります。

今はネットの発達によって情報が溢れており、まず情報を届ける、覚えてもらうだけでも大変なことです。
その為にホームページやSNSの運用が大事になってくるのですが、ただ一方的に伝えたい情報を発信していても人の心には届きません。

例えば商品ページのURLを貼ってシェアするだけでは、あまり見る気はしませんよね。
特に最近は一方的な宣伝が嫌悪される傾向にあります。

それでは、ブランドの世界観を表現する綺麗な写真の中にさりげなく商品を入れてあったらどうでしょうか。

↑は人気ネットショップ「北欧、暮らしの道具店」さんの投稿です。
自分が好きな世界観であれば、ついその商品が欲しくなってしまいますよね。

あとは面白い読み物コンテンツを配信したり、スタッフの顔を出したショップの裏側を紹介するなど、接点を増やしてより身近に感じてもらう事でファンを作っていくのです。

【ブランディング】
サイトのデザインや記事、SNSの投稿など全ての世界観を統一して、ブランド”らしさ”を表現することを”ブランディング”と言います。
人気のショップは、何気ない投稿にもブランディングが意識されているもの。
ファンを多く獲得しているアカウントを研究してみると学ぶことが多いですよ!

5-2.既存のファンを大切にする

サイトのコンテンツやSNSは、新規ファン獲得の為でもあり、既存ファンに情報を届ける為でもあります。
あまり更新が空いてしまうと忘れられてしまいますし、1日に何回も情報を届けられるとしつこいと感じられてしまいます。

これは地道に運用を続けて反応を見ながら最適な投稿回数を見つけていくしかありません。

SNSはフォローという概念があるのでわかりやすいのですが、ネットショップでの単発の購入やサイトに訪れてくれたお客様に対しては、メルマガ登録などを促すのも有効です。
あくまでもメルマガがあることを案内するのが重要で、購入後に勝手にメールマガジンを送ると悪い印象を持たれる場合もあるので注意しましょう。
1章で紹介したHP・ネットショップ作成サービスの中では、全てメルマガ配信に対応しています。

また、実はいまだに有効な手段としてDM(ダイレクトメール)もあります。
これも了承を得た上で、という事が重要ですが、ネットやSNSをあまり使わないという方もいるので、イベント案内などで一定の効果を発揮します。
こちらも自分で発送する手間を省きたい場合はDM発送代行サービス一括.jpで見積もりを出してみるのも良いと思います。

6.業務効率化

作り手として一番大事なのは、ものを作る時間です。
それ以外の雑務の時間は出来る限り効率化する必要があります。

そこでこの章では、業務効率化に使えるツールをご紹介していきたいと思います。

クラウド会計ソフト

経理の処理や確定申告など、会計業務にかかる手間はとても大きいです。
しかし最近では、freeeなどのクラウド会計ソフトが全自動で会計業務を行ってくれるようになりました。
値段も無料から始められるので、まだ使った事がないという方は是非試してみて下さい。
銀行やクレジットカードと連携すれば入出金や仕訳の入力の必要すらありません。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。
WEBを活用すればいきなり売上が倍になる、という事はなく、地道な運用と改善を続ける事が成功への近道です。
また今回紹介したようなサービスやツールのように、新しい情報も常にチェックする事で業務効率化や売上げアップに繋げる事が出来ます。
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

工芸
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