昭和59年にピークを迎えて以降、日本人のライフスタイルの変化などによって年々生産額が減少している日本の伝統工芸品。
そんな厳しい状況の中、なんとか伝統を次世代に繋げようと、様々なサービスが誕生しています。
四季の美としても”伝統産業の求人”を軸にこれまで様々な情報発信に力を入れてきました。
今回は他にどんなベンチャーやサービスがあるのか、まとめてご紹介したいと思います。
中川政七商店
大切なご挨拶に添えるのにぴったりな「ごあいさつかや織ふきん」が新登場。色無地のかや織ふきんをそれぞれ「よろしくお願いします」「ほんの気持ちです」「お世話になりました」と3種類の言葉をあしらったパッケージで包みました|ごあいさつかや織ふきんhttps://t.co/pIFDjbc0t9 #中川政七商店 pic.twitter.com/OA2PFheCki
— 中川政七商店 (@nakagawamasa7) January 25, 2020
300年以上の歴史を持つ中川政七商店さんは、奈良晒の問屋業をルーツとしています。
2003年に自社ブランド「粋更(きさら)」を立ち上げると、ここから徐々に製造小売業にシフト。
今では他産地のコンサルティングを行い、そこで生まれた製品を表参道や東京ミッドタウンなどの一等地にある自社店舗で販売するなど、様々な事業を行っています。
和える
写真左の赤茶色のうつわを窯で焼くと、右の黒いうつわに変身!
表面に釉薬(ゆうやく)をかけた陶磁器は、焼くと色が変わります。
こちらは「津軽焼のこぼしにくい器」のBefore・After。釉薬に含まれる金属と熱が起こす化学反応で、食卓を彩る美しい色が生まれています。https://t.co/ssmfcIUhQx pic.twitter.com/ZDNxxN5BsV
— 和える(aeru) (@aeru_) August 14, 2019
「0歳からの伝統ブランドaeru」では、職人と開発した子供向けの製品を中心に販売を行っています。
最近ではホテルのプロデュース事業や、オーダーメイド事業など、様々な取り組みを開始。
代表の矢島里佳さんはこれまで数々のメディアにも登場し、情報発信にも力を入れています。
浄法寺漆産業
浄法寺漆産業は元岩手県職員の松沢卓生さんが立ち上げた会社で、国産漆を次世代に繋ぐべくPRや商品開発などを行っています。
ウルシの種や小分けにした漆チューブの販売なども行っています。
Craftal
新型コロナ危機に直面する飲食店のサポートを。飲食店向け伝統工芸品食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」… https://t.co/Z5rQ9Ln4JP pic.twitter.com/mK0YdN7G78
— PR TIMESニュース (@PRTIMES_NEWS) March 10, 2020
Craftal(クラフタル)は飲食店向けのサブスクリプションサービスで、陶器や漆器など伝統工芸品の上質な食器を月額制で利用する事が出来ます。
2019年6月に始まったばかりのサービスですが、伝統工芸×サブスクという着眼点で早くも注目が集まっています。
monova
◎ブログを更新しました◎
monovaギャラリーにてご紹介中の木製箱家具「V-TISS LIGHT」。ちょっとしたチェストから本棚まで、組み合わせ方次第で様々な収納スペースをつくれます。春から新生活を送られる方にもとてもオススメです(*^^*)https://t.co/8PFCy6NVNt pic.twitter.com/hVd0rGOkuS— monova (@InfoMonova) March 21, 2020
monova(モノバ)は日本のモノづくりのシェアショールームとして、日本全国の伝統工芸品産地の東京でのPR等をサポートしています。
地方の工房がいきなり都心に自社店舗を構えるのは難しいので、こういった場所は重宝されています。
にっぽんてならい堂
てならい堂の「初めての金継ぎ」。日曜朝の会が追加となりましたのでどうぞご参加ください。土曜朝の会もまだ空きがありますよ。割れてしまったかわいいお皿を持ち寄って、初めて同士みんなでわいわい金継ぎしてみませんか。https://t.co/lYSyxW2YMH pic.twitter.com/MR1r3RBxJ1
— にっぽん てならい堂(店主) (@tenaraido) August 15, 2018
にっぽんてならい堂は2013年、「日本のモノづくりを体感するセレクトショップ」としてオープンしました。
伝統工芸のワークショップを通して、製品が持つ物語を伝えています。
ニッポン手仕事図鑑
ニッポン手仕事図鑑は日本の職人の技術や文化を動画で残すべく立ち上がったメディアです。
日本のものづくりや手仕事にフォーカスした映像コンペティション「ニッポンものづくりフィルムアワード」も主催しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は伝統工芸に関するベンチャー・会社やサービスをご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。
[関連記事]
伝統工芸品が買えるお店まとめ|店舗・EC・ネットショップ