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茶道体験を初心者でも手軽に楽しむ為の5つの心得|東京・京都のオススメ体験施設も

茶道
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茶道
日本の文化の代表格とも言える茶道。

「わび・さび」「一期一会」などの言葉を生み出した”心の文化”としても受け継がれてきました。
日本人のおもてなしの心は、茶道の精神がベースになっていると言われています。

世界的にも評価が高い日本のおもてなし。
一度は体験してみたい!という人が多い茶道体験への心構えなどをご紹介しましょう。

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1.茶道の心得

1-1.茶道の心得その壱~茶道のわび・さびとは…

「わび・さび」の意味を三省堂第六版国語辞典で調べてみました。

[侘び]
しずかでおちついた、目立たないおもむき。閑寂。

[寂]
閑寂のおもむき。さびしみ。古びておもむきが、ますこと。

「侘び」にも「寂」にも「閑寂」という言葉が出てきています。

[閑寂]
物音が聞こえず、さびしいほどしずかなようす。

「わび・さび」の境地が何となく理解出来るのではないでしょうか。
茶道はこの状態から目を逸らすことなく、逆に慎み深くなるよう心がける精神です。

茶を点てること、頂くことで精神集中を図り、波立つ心を落ち着かせることが目的とされています。

1-2.茶道の心得その弐~一期一会

大手航空会社の客室乗務員の訓練に茶道が取り入れられているそうです。
茶道の心を修得することにより、単なるサービスではなく、相手の立場を考え丁寧に対応する本物の「おもてなし」を身に付けられるメリットがあるからです。

また茶道というと「一期一会」。
茶道に由来するこのことわざは、

「一生に一度の出会いと心得、もてなす側ももてなしを受ける側も互いに誠意を尽くす」

という心構えの意味です。
「二度とは訪れない機会と思って接するべし」との覚悟を強く促しているのです。

1-3.茶道の心得その参~奥深い茶道の心

溢れる「おもてなしの心」

茶道というとその作法にばかり目が向かいがちですが、実はお茶を頂く空間の全てのものに「おもてなしの心」が溢れているのです。

最初は緊張してしまう人も多いので、なかなかそこまで感じる余裕がないというのも実情ですが、そういったものにも目を向けると茶道の素晴らしさをより深く味わうことが出来ます。

露地の飛び石

茶室に向かう露地には飛び石が敷いてあります。

それも真っ直ぐではなく、左右に不規則に敷かれてあるのが分かります。
茶道の心は既にここから始まっていて、

  • 後から来た人に「お先へどうぞ」と道を譲れるように
  • 遅れた人を待ったり、景色を眺めたりと、時には立ち止まってみることが出来るように

といった配慮が込められています。

作法以外にも目を向ける

茶室は世俗を離れ、心を清めることが出来る非日常的空間。

いくつもの峠を越えていくようにと、なるべく長く歩くような敷石の並び方が工夫されています。
この露地は単なる通路ではなく、茶室へ向かう人の精神を整える道でもあるのです。

茶道は作法だけではなく茶室そのものや茶器、お菓子、床の間の掛け軸や花に至るまでそれぞれに意味があり、亭主側の心が込められていることを忘れないようにしましょう。

1-4.茶道の心得その四~お茶の頂き方

茶道の手前

  1. 隣りの人に「お先に」と一声かけ、亭主には「お点前頂戴致します」と頭を下げてから茶碗を手に取る
  2. 茶碗は左手に乗せ、右手を軽く添えるように持つ
  3. 茶碗の正面を避けて飲めるように、左右どちらかに二度少しずつ動かす
  4. 飲み終わったら人差し指と親指で飲み口を軽くなぞるように拭き、その指は懐紙で拭く
  5. 茶碗を戻す時は先程と反対側に回し、亭主側に茶碗の正面が向くように置く

お茶は3口半程度で飲み終わるのがベストですが、慌てないように落ち着いて飲むことの方が大切。
「茶碗の正面って分かるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

亭主が客前に茶碗を置く時は正面を向けるもの。
自分に向けられた側が正面であると考えましょう。

1-5.茶道の心得その五~お菓子の頂き方

茶道のお菓子
お菓子はお茶が出される前に食べ切ることがマナー。

基本的には一人一つずつ取りますが、複数の種類があるお菓子の場合は一種類ずつ頂きましょう。

  • お饅頭は手でふたつに割って食べる
  • 羊羹や練切は楊枝で食べやすい大きさに切って食べる
  • 干菓子は手で一度懐紙に取り、そのまま手で食べる

茶室に入る前には帽子やコート、手袋、腕時計などを外すことを忘れないようにしましょう。

2.正座が苦手な人には立礼式のお点前がおススメ

正座が苦手、正座が出来ない人にとって嬉しいのが、イスに座る立礼というカタチで茶道体験が出来る施設です。

裏千家今日庵茶道総合資料館
挨拶のやり方からお茶の点て方、頂き方まで教えてもらえます。(所要時間1時間)
展覧会の開催期間中に行なわれるとのこと。

この資料館では年に4回程、茶碗や掛物、花入れといった茶道に関する道具や歴史的な文書の展示などを行なっています。
入館料は必要ですが茶道体験は無料です。

要予約(希望日の3ヶ月前から1週間前まで受け付けています。)
詳しくは「裏千家今日庵茶道総合資料館HP」まで

3.抹茶作りから体験できます

「どうせなら抹茶から作ってみたい」という人は平等院表参道にあるコチラ。

純正宇治茶専門店 三星園上林三入本店

純正宇治茶専門店 三星園上林三入本店」HPまで

4.こんな体験メニューもあります

「もっといろいろ作ってみたい!」という体験好きな人にはコチラ。

八つ橋庵かけはし

  • 創作生八つ橋づくりとおうす体験(おうす=薄茶のこと)
  • 京の上生菓子 ねりきり細工とおうす体験
  • みたらし団子づくり体験
  • 本格おとうふ作り体験
  • 抹茶パフェ作り体験
  • 京染 手描き友禅体験
  • まゆ人形づくり

など様々な体験コースが目白押しです。

予約…当日予約は電話のみ
それ以外の場合はネットでの予約が可能です。
詳しくは「八つ橋庵かけはし」のHPまで

5.東京、京都で探す茶道体験

東京「モテナス日本」
着物で本物の茶道が体験できます。
VIP向けに特化したサービスで、外国人の方も積極的に受け入れています。
要予約、価格はお問い合わせください。
https://www.motenas-japan.jp/kimono
東京銀座「茶禅」
本格的な茶道体験を体験出来ます。外国人の方も積極的に受け入れています。
所要時間1時間程度 要予約
東京白金台「八芳園 茶室夢庵」
明治時代に横浜の貿易商田中平八によって建てられた茶室で、本格的点茶を体験出来ます。
要予約
帝国ホテル東京 「東光庵」
抹茶のサービスはもちろんですが、茶会・茶事としての利用も可能です。
貸し切りの場合もあるので事前に要確認
「福寿園」 京都本店 
お茶を頂く時のマナーや楽しみ方をスタッフが伝授してくれます。
所要時間30分~ 2名様より受付 予約優先
「宇治茶の美好園」 
茶会体験は2名様以上で要予約
「茶道体験スペースEn」
貸し切り茶道体験 2名様以上で要予約
グループ茶道体験 最大13名様まで
当日でも空きがあれば体験可能ですが、出来るだけ予約されることをおススメします。

番外編:WABUNKA

日本文化に関する様々な体験を提供するWABUNKAでは、茶道体験など様々なプランを提供しています。
ご興味のある方は下記のリンクより詳細をご覧頂けます。

【WABUNKA(和文化)】

6.まとめ|「楽しむ」ことが大切です

茶道を体験するにあたって、事前にリサーチしておきたいのは前述の5つ。

しかしあくまでも「体験」なので、分からないことが多くて当たり前。
「楽しむ」ことを最優先にし、失敗も笑える余裕を持つことが大切です。

外国人の方も気軽に体験できるように英語での説明が可能な施設、貸し切りが可能な施設、乳幼児連れがOKの施設など、様々なニーズに合ったものを選択することが可能な茶道体験。

古くから受け継がれてきた日本の奥深い文化に触れてみる機会を作ってみませんか?

ここに掲載している情報は今後変更になることもありますので、事前に御確認するようお願い致します。

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