土用の丑の日、2017年はいつ?興味深い由来や風習を紹介します

土用の丑の日
夏になると、スーパーマーケットの店頭に「土用の丑の日」のキャッチコピーとともにウナギが並びます。
そもそも土用の丑の日とは、何の日でしょうか。
なぜウナギを勧められるのでしょうか。今回は土用の丑の日について紹介します。

【目次】
1.土用の丑の日って?
2.土用の丑の日にウナギを食べる意味
3.こんな食材もいいそうです
4.食べ物以外の風習

1.土用の丑の日って?

まず「土用」は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間、「期間」を示す言葉です。
そして昔の暦では日にちを十二支「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」で数えました。
つまり土用の丑の日は、「土用の期間におとずれる丑の日」を指します。

土用は毎年違うので、土用の丑の日も毎年変わります。
さらに土用の丑の日といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、年に何回かやってきます。
立夏・立秋・立冬・立春それぞれに土用があるので、納得ですね。

いずれにしても、土用の丑の日は「季節の変わり目」といえます。

  • 2016年 土用の丑の日:1月20日、2月1日、4月25日、7月30日、10月22日、11月3日
  • 2017年 土用の丑の日:1月26日、4月20日、5月2日、7月25日、8月6日、10月29日

2017年は夏に土用の丑の日が2回あります。
この場合は7月25日を「一の丑」、8月6日を「二の丑」と呼びます。
このように1年に何回か土用の丑の日がおとずれますが、最近では土用の丑の日といえば夏というイメージではないでしょうか。

2.土用の丑の日にウナギを食べる意味

うな重
7世紀から8世紀に編纂された『万葉集』には、土用の丑の日とウナギを詠んだ歌があるそうです。
先に説明したとおり土用の丑の日は季節の変わり目にあたるため、体調を崩さないよう栄養をたっぷり摂ろうという意味があります。
1年の中でも夏は特に体力が衰えやすい季節ですね。

ウナギを食べる習慣が一般に広まったのは1700年代後半、江戸時代でした。
一説によれば「夏に売り上げが落ちる」とウナギ屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、店先に「本日丑の日」と貼り出したのがはじまりだと伝わっています。
この貼り紙によってウナギが売れ、ほかのウナギ屋もマネするようになったとか。
「本日丑の日」は、日本初のコピーライティングともいわれています。

実際にウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれています。
夏バテ防止にはピッタリの食材いえるでしょう。

3.こんな食材もいいそうです

うどん

ウナギ以外には「う」のつく食べものがよいといわれます。
「丑(うし)の日」の「う」ですね。
たとえば、うどん、ウリ、梅干し、ウサギ、馬肉(ウマ)、牛肉(ウシ)など。

いずれも栄養価が高い、または食欲がなくても食べやすい食材ばかり。
平安時代から室町時代には「めぐり」という水団(すいとん)や小豆、ニンニクを食べていたと伝わっています。
「食べて元気をつけよう」というのは、共通のようです。

4.食べ物以外の風習

温泉
「栄養がある食べ物」以外にも、土用の丑の日にまつわる風習があります。

新潟 湯田上温泉
さまざまな効能があり「薬師の湯」と称される湯田上温泉。土用の丑の日に「丑湯」を楽しめば、1年無病息災で過ごせるといわれます。
たがみ湯っ旅ガイド|田上町観光協会
薬狩り
幕末の志士、土方歳三の生家が販売していた「石田散薬」では、薬草を摘むのは土用の丑の日のみと決まっていました。「病除け」や「厄除け」のため、土用の丑の日に薬狩りをおこなう地域はほかにもあるそうです。
きゅうり加持
水分豊富なきゅうりにあやかり、暑い夏を乗り切るための祈祷儀式をおこないます。
きゅうりに厄災を封じ込めることで、無事に過ごせるそうです。
きゅうり加持は空海も執り行なった儀式。
現在は小豆島の大観音、愛媛の永徳寺と栴檀寺、京都の神光院のきゅうり加持が知られています。

土用の丑の日には昔もいまも同じ、「元気で夏を越せますように」という願いが込められていますね。
夏はたっぷり栄養と休息をとり、秋の涼風を待ちましょう。



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