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出雲石燈ろうの歴史と成り立ち、特徴について|島根県の伝統工芸品

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1.出雲石燈ろうとは?

出雲石燈ろうとは鳥取県(境港市)、島根県(出雲市、松江市)で主に生産される伝統的工芸品です。
苔がつきやすく、庭園にも馴染みやすいこともあり、美術品としても重宝される石工品です。

2.歴史と成り立ち

起源

出雲石燈ろうの歴史は古く、平安時代から生産されてきました。
江戸時代にはその品質の高さから松江藩主の松平直政は藩外への持ち出し禁止を禁止し、保護する程でした。

現在

現在、出雲石燈ろうは経済産業省指定伝統的工芸品(1976年~)に指定されています。

3.製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 使用する石材は、「硯」、「よもぎ」、「かたがり」、「腐れ」、「肌石」又は「砂袋」のないものとすること。
2. 型造りには、「手斧」、「つるはし」、「三本刃」及び「のみ」を用いること。
3. 各部の接合は、笠と火袋との接合部を除き、ほぞ接ぎによること。
4. 彫りは、「のみ」を用いる浮彫り、筋彫り、透かし彫り又は丸彫りとすること。
5. 仕上げは、「みがき仕上げ」、「つつき仕上げ」、「たたき仕上げ」、「がんがん仕上げ」又は「なぐり仕上げ」によること。

原材料

原石は、来待石とすること。

4.特徴

出雲石燈ろうの原材料は、元々はみかげ石でしたが、現在では来待石を用いています。
この石は苔がつきやすい為、日本庭園にもよく馴染み、重宝されました。
その美しさから美術品としても重宝されてきました。

5.産地情報

名称 来待石灯ろう協同組合
住所 〒699-0404
島根県松江市宍道町東来待1644-1

6.まとめ

いかがでしょうか。
今回は島根県の伝統的工芸品、出雲石燈ろうについてご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。

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