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華道とは?暮らしの中に華道を取り入れよう!

華道1
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華道1
池坊、小原、草月の三大流派を筆頭に、全国に2,000から3,000もの流派があるという華道。
もし「華道は難しい」「しきたりが多くて敷居が高い」と思っているなら、もったいない。

華道には伝統と作法がありますが、決して堅苦しいものではありません。
華道の歴史と、気軽な楽しみ方をご紹介します。

関連記事:茶道華道だけじゃない!今始めたい和文化の習い事

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華道の歴史〜平安時代から人々は花を生けていた~

華道のはじまりは仏教の供花、つまりお供え物としての花でした。

しかし花を愛で、飾っておきたいと考えるのは昔もいまも同じ。
平安時代には身近な食器などに花を生け、一輪挿しのように楽しんでいたそうです。
『枕草子』の中にも、「空の器に姿のよい桜の枝を五尺ばかり飾る」というような描写が登場します。

「華道」として確立するのは室町時代中期。
江戸時代には「庶民のたしなみ」として華道が普及していきます。
さらに江戸時代後期には日本の華道が海外に紹介され、華道の美意識が海外の芸術家たちに影響を与えました。

華道は茶道や建築に深く関わる「空間芸術」

華道2
建築やほかの文化、特に茶道は華道の発展に深く関わっています。
室町時代には床の間をしつらえる「書院造り」という建築様式が広まりました。

床の間に飾られるのは生けられた花。
花の定位置が書院造りによって決まったといえるでしょう。
また、茶道では狭い茶室の小さな床の間に花を飾ります。
生け花のサイズが小さくなるよう、簡略的に生ける「生花(しょうか)」という技法がうまれました。

建築や茶道とのかかわりからも分かるように、華道は花を組み合せて構成するにとどまらず、花を生けることで空間を丸ごと創造することができます。
花を生けるのではない、空間を生けるのだ」という言葉もあるそうです。
華道が「空間芸術」とも呼ばれるゆえんですね。

現在では和花、洋花を問わず、自由な発想で生ける「自由花」が人気です。
華道は伝統を重んじる一方で、時代とともに変化してきました。

入門編〜さあ、まずは華道に触れてみませんか~

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華道をどこではじめるか

本格的に華道を学びたい、自己流ではなく基本を身に付けたいなら教室がおすすめです。
「華道教室」「生け花教室」に通うとよいでしょう。

もし流派やスタイルが自分に合うか分からないなら、体験レッスンが安心。
道具や花材を自分で用意しなくてもいいので、気軽に挑戦できます。

いくつかの体験レッスンを受ければ、自分と相性がよい教室やスタイルが見つかるでしょう。

もちろん、自己流で学ぶことも可能です。
華道に関するサイトを見たり、通信講座を利用したり。華道に必要なものは花材と花器、「花鋏」という専用のハサミです。
簡単に手に入るものばかりですし、花器は湯飲みやグラスで、花鋏はふつうのハサミでも代用できます。

「鑑賞」で、さまざまな作品に触れよう

自分で生けるだけではなく、人の作品を鑑賞することも華道の大きな要素です。
展覧会や発表会に足を運び、さまざまな作品に触れましょう。

華道に興味があれば、飲食店や招かれたお宅に飾られた花に目が留まるかもしれません。
もし床の間の花を鑑賞するなら、床の間から畳一帖ほど離れた場所に座り、花に一礼して鑑賞し、花を生けた人にも一礼をするのが作法です。
しかし、改まった席でなければ楽しく花を眺め、生けた人に感謝を伝えればよいでしょう。

最近では海外のフラワーアレンジメントも取り入れたスタイルも広まっています。
庭の草花や木の枝、苔も華道の花材。
伝統や基本をふまえつつ、暮らしの中で自由に華道を楽しみませんか。

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