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孟浩然「宿建徳江」の原文・書き下し文・現代語訳|単語の意味・漢詩漢文解説|近体詩

秋のすすき
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孟浩然「宿建徳江」は近体詩の中でも有名な漢詩で、唐詩三百首に収録されています。
高校古典の漢文の教科書にも掲載されています。

ちなみに近体詩とは、漢詩の詩体の一つで、今体詩ということもあります。
古体詩より後の唐代初期に完成し、一定の格律の制約を受けることが特徴となっています。

今回はそんな近体詩の中でも特に有名な孟浩然の「宿建徳江」について、原文と書き下し文・現代語訳を単語の解説と合わせてご紹介したいと思います。

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孟浩然「宿建徳江」の原文

③【宿二建徳江一】孟浩然移舟泊煙渚
日暮客愁新
野曠天低樹
江清月近人

孟浩然「宿建徳江」の書き下し文

【建徳江に宿る】 孟浩然
舟を移して煙渚に泊す
日暮客愁新たなり
野曠くして天は樹より低く
江清くして月は人に近し

孟浩然「宿建徳江」の現代語訳

【建徳江に宿る】 建徳江に泊まる
船を動かして夕もやに包まれた岸辺に舟をつけた。
日暮れ時には旅の愁いが改めて湧き起ってくる。
野原は広々として天は木々の高さに垂れ下がり、
川は澄んで月は人の間近で輝いている。

孟浩然「宿建徳江」の単語

[移レ 舟]
船を動かして。

[泊]
(舟を)岸辺につける。

[日 暮]
日暮れ。日暮れ時。

[客]
旅人。

[野 曠 天 低レ 樹]
結句と対句をなしている。

[月 近レ 人]
転句の「天」同様、「月」が間近に感じられることをいう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は高校古典の教科書にも出てくる、近体詩の中でも特に有名な孟浩然の「宿建徳江」について、原文と書き下し文・現代語訳を単語の解説と合わせてご紹介しました。
ご参考になれば幸いです。

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