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真壁石灯篭の歴史と成り立ち、特徴について|茨城県の伝統工芸品

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1.真壁石灯篭とは?

真壁石灯篭とは茨城県(桜川市)で主に生産される伝統的工芸品です。
繊細に施される彫刻が特徴の石灯篭です。

2.歴史と成り立ち

起源

真壁石灯篭の起源は16世紀頃、この地で仏石作りが始まったのが起源とされています。
江戸時代には石灯籠が常夜燈として地域の神社に奉納され、技術も向上していきます。
明治維新後は真壁石が建築材として用いられるようになり、生産規模は拡大しました。
現在では庭園に置かれる製品も生産しています。

現在

現在、真壁石灯篭は経済産業省指定伝統的工芸品(1995年~)に指定されています。

3.製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 石の型造りは、主要工程において「のみ」、「はいから」、「こやすけ」、「両刃」、「びしゃん」及びこれらに類する道具を用いて、次の伝統的な技術又は技法によること。
 1-1. 原石又は荒石の墨出しは、差曲を用いて彫りの変化部の境界線を描く「矩出し」又は「面取り」の技法を基本とし、瘤の部分は「こぶはつり」によること。
 1-2. 墨出し後は、「荒切り」、「中切り」、「へりむしり」、「角とり」「片刃払い」又は「たたき払い」により整形すること。
 1-3. 彫りは、「突彫り」、「沈め彫り」、「透かし彫り」、「浮かし彫り」又は「肉彫り」によること。
 1-4. 仕上げは、「のみ切り仕上げ」、「びしゃん仕上げ」、「たたき仕上げ」、「消しつつき仕上げ」又は「筋消し仕上げ」によること。
2. 接合するばあいにあっては、火袋の上下を除き、ほぞ接ぎによること。

原材料

真壁御影石又はこれと同程度の品質の石であって、「帯」のないものとすること。

4.特徴

真壁石燈籠の原料の真壁石は、堅牢で非常に丈夫である良質な石で、様々な用途に用いられ、特に迎賓館に使用された際に広く知られるようになりました。
現在でも、皇居の縁石や三越本店にも使用されています。
加工には高度な技術が必要で、多種多様な道具と技法を用います。

5.産地情報

名称 真壁石材協同組合
住所 〒300-4408
茨城県桜川市真壁町真壁402

6.まとめ

いかがでしょうか。
今回は茨城県の伝統的工芸品、真壁石灯篭についてご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。

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