尾張七宝の歴史と成り立ち、特徴について|愛知県の伝統工芸品

1.尾張七宝とは?

尾張七宝とは愛知県で主に生産される伝統的工芸品です。
金属素地の上に釉薬を施し、色鮮やかで美しい絵柄を描きます。

2.歴史と成り立ち

起源

尾張七宝は19世紀の前半に梶常吉という人物が海外から輸入された七宝を改良し、尾張で生産を始めたのが起源とされています。

現在

現在、尾張七宝は経済産業省指定伝統的工芸品(1995年~)に指定されています。

3.製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 素地成形は、次のいずれかによること。
 1-1. 鍛金にあっては、地金を金床に当て、木鎚又は金鎚を用いて成形すること。
 1-2. 「ヘラ絞り」にあっては、地金を木型又は金型に当て、これらを回転させてヘラ棒を用いて絞りこむこと。
2. 素地の接合をする場合には、「ろう付け」によること。
3. 施釉は、次のいずれかによること。
 3-1. 「植線」を行う場合には、区間された内外に、ほせ又は筆により釉薬を施すこと。
 3-2. 「植線」を行わない場合には、下絵にそって、ほせ又は筆により釉薬を施すこと。
4. 仕上げは、砥石又は木炭等で研磨すること。

原材料

1. 使用する素地は、銅板又は銀板とすること。
2. 「植線」に使用する材料は、銀線、真鍮線又は銅線とすること。
3. 釉薬には、硅石、鉛丹、若しくは硝石又はこれらと同等の材質を有するものを用いること。

4.特徴

尾張七宝は金属素地の上に釉薬を施し、色鮮やかで美しい絵柄を描きます。
下絵にリボン線を立て、その中に釉薬を流し込むことで色が混ざらずに焼き上げることが出来ます。

5.産地情報

名称 名古屋七宝協同組合
住所 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-27-17
(株)安藤七宝店内
名称 七宝町七宝焼生産者協同組合
住所 〒497-0002
愛知県あま市七宝町遠島十三割2000
アートヴィレッジ内

6.まとめ

いかがでしょうか。
今回は愛知県の伝統的工芸品、尾張七宝についてご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。

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