1.八女提灯とは?
八女提灯とは福岡県で主に生産される伝統的工芸品です。
お盆の時に飾られる「盆提灯」が代表的な提灯です。
2.歴史と成り立ち
起源
八女提灯(やめちょうちん)は19世紀の初め、荒巻文右衛門(あらまきぶんえもん)という人物が作り始めたのが起源と言われています。
当初は場提灯(ばちょうちん)と呼ばれ、その後福島提灯、八女提灯と呼ばれるようになりました。
現在
現在、八女提灯は経済産業省指定伝統的工芸品(2001年~)に指定されています。
3.製法
経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。
経済産業省指定伝統的工芸品
技術・技法
1. 地紙加工にあたっては、「ドウサ引き」及び「地色引き」をすること。ただし、白張りのものは「地色引き」をしない場合もある。
2. 地紙又は絹の加飾をする場合には、「絵付け」によること。この場合において、「絵付け」は手描きによること。
3. 火袋の加工にあたっては、「型組み」、「ヒゴ巻き」、「張り付け」、「継ぎ目切り」及び「型抜き」によること。ただし、「絹の張り付け」をする場合は、「型組み」、「ヒゴ巻き」、「絹の張り付け」、「継ぎ目切り」、「ドウサ引き」及び「型抜き」によること。
4. 木地の加工にあたっては、「木地作り」、「塗り加工」をすること。
原材料
1. 地紙は、和紙とし、絹は絹織物とすること。
2. 提灯の骨の素材は、マダケ又はモウソウチクとすること。
3. 木地は、ホオ、ヒノキ、若しくはマツ又はこれらと同等の材質を有するものとすること。
4.特徴
八女提灯はお盆の時に飾られる「盆提灯」が代表的で、他に「住吉提灯」、「大内行灯」、「門提灯」などがあります。
5.産地情報
名称 | 八女提灯協同組合 |
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住所 | 〒834-0063 福岡県八女市本村425-22-2 八女商工会議所内 |
6.まとめ
いかがでしょうか。
今回は福岡県の伝統的工芸品、八女提灯についてご紹介しました。
その他については下記の関連記事をご覧下さい。
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