話題のビルに専門店まで出店されている伝統工芸「手ぬぐい」の魅力とは

手ぬぐいの画像

古くから日本にある手ぬぐい。

一般的な現代人は、お祭りのときなど特別な日にしか使わなくなってきています。

しかし最近では、ちょっとおしゃれスポットを歩くと、鮮やかな布地を飾った手ぬぐい専門店を目にすることができます。

話題のファッションビル・東京スカイツリータウンやKITTEなどにも出店されています。

おしゃれな専門店まで出来てしまう、そんな手ぬぐいの魅力とは果たしてどんなものなのでしょうか。

【目次】
1.歴史
2.現在
3.種類
4.特徴
5.便利な使い方
6.まとめ

1. 歴史

古くは奈良時代・平安時代から原形が存在したとされています。

江戸時代に入り綿織物が普及するとともに、広く庶民の必需品になっていきました。
手ぬぐいを使用している様子が浮世絵にも描かれています。

主にハンカチや包帯として重宝されてきましたが、徐々に様々な絵柄が出てくるようになりおしゃれとして持ち歩く人も増えていきました。
また現在でも使用しているように、歌舞伎・落語・日本舞踊などの伝統芸能でもこの頃から使われてきました。

役者や力士がご贔屓筋に配るオリジナル手ぬぐいも、この頃始まり現在でも続いています。

2. 現在

多種多様な布製品の開発で、本来の用途として手ぬぐいを使用する人は減少しました。

染色技術の進歩によって複雑な絵柄も可能になったことで、最近では一部の女性を中心におしゃれアイテムとして取り入れられています。きれいなオリジナル絵柄の手ぬぐいを製造・販売する手ぬぐい専門店も随所に出店しています。

3. 種類

大きく分けて二つの染色方法があります。注染(ちゅうせん)捺染(なっせん・なせん)です。

染め方の違いによって、注染は布の裏までしっかり染まる・捺染は布の表だけ染まるという特徴があります。そのため、注染は裏も表も区別しないで使いたい人・捺染は裏表をはっきり使い分けたいという人に向いています。

材料となる布(晒し)の種類も、総理特岡の二種類が主に使われています。

総理は太めの糸を使っている・吸水性に優れている、特岡は細めの糸を使っている・なめらかな肌触りという違いがあります。こちらも好みや用途で使い分けることができます。

4. 特徴

正式な手ぬぐいは、他の布製品と違い必ず両端が切りっぱなしになっています。

つまり、縫い目がどこにもありません。
このため、乾きやすい・縦に裂きやすいという利点があります。

切りっぱなし部分は使い始めはほつれてきますが、ある程度ほつれたところで止まるので、出て来た糸を切ってしまえば気になりません。

また晒しを染めて作るため、使っていくうちに少しずつですが色落ちが生じます。
布地も使うほどに柔らかくなってきて、そのような変化が手ぬぐいの味になってきます。

5. 便利な使い方

ハンカチ代わりに持ち歩くのはもちろんのこと、最近では手ぬぐいの様々な使い方が生み出されています。

特別な折り方をしてブックカバーやティッシュケース・ペットボトルホルダーとして使ったり、風呂敷のようにあづま袋として使ったりすることも出来ます。

また美しい絵柄の染め物が手軽に入手できるため、手芸の材料として子ども用甚平を作ったり、巾着を作るなど加工する人も増加しています。
特に子ども服としては、手ぬぐいの「使えば使うほど柔らかくなる」「吸水性に優れている」という特徴がよく合っています。

気に入った絵柄の手ぬぐいを、インテリアとしてそのまま壁に飾るという使い方もできます。手ぬぐい専門店では、手ぬぐいを吊すための道具や額縁も販売されています。

6. まとめ

ちょっと知ってみるととても便利でおしゃれな手ぬぐい。

一つあればハンカチからインテリアまで、気分によって様々な用途で使うことができるんです。
プリントとは違って伝統の染色技術で染めているので、どことなく柔らかい風合いで、現代的な布製品にはない落ち着きがあります。

伝統工芸ではありますが、専門店や和風雑貨のお店などで、1,000円前後から気軽に手に入ります。
絵柄も単色の古典的なものから、カラフルで現代的な可愛いものまで。ハロウィン・クリスマスなど海外発のイベント絵柄もありますよ。

日常のワンポイントとして、まずはお気に入りの柄を一つ、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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