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解説|めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影|百人一首|紫式部の57番歌の意味と読み、現代語訳、単語

お月見
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小倉百人一首にも収録されている、紫式部の下記の和歌。

「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影」

今回は上記の紫式部の和歌について、意味や現代語訳、読み方などを解説していきたいと思います。

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百人一首の第57首目の読み方と意味

まずは小倉百人一首に収録されている紫式部の57番歌について、読み方と意味をみていきましょう。

めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に
雲隠れにし夜半の月影

紫式部

【和歌の読み方】
めぐりあひてみしやそれともわかぬまに
くもがくれにしよはのつきかげ

【和歌の意味】
久しぶりにめぐり逢い、見定めのつかないうちに雲間に隠れてしまった夜半の月のように、貴方はあわただしく姿を隠してしまい残念です。

【単語解説】
”めぐり逢ひて”:めぐり逢って。「月」は「めぐり」の縁語。
”見しやそれとも”:見たのがそれかとも。
”分かぬ”:別かぬ。
”月影”:この歌の最後を「夜半の月かな」とするものもある。

百人一首の57番歌の解説

新古今集の詞書に「はやくより童友達に侍りける人の、年ごろ経てゆきあひたる、ほのかにて、七月十日のころ、月にきほひて帰り侍りければ」とある歌。
作者が幼なじみの友人との束の間の再会の名残惜しさを詠んだ歌です。
この歌の最後の部分、「夜半の月影」を「夜半の月かな」としているものもあります。ちなみに新古今和歌集では「夜半の月影」とされています。

作者について

作者は紫式部(むらさきしきぶ)。[970?〜没年不明]
平安中期の女流歌人、作家で中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人です。
源氏物語の作者としても知られています。
大弐三位(57番歌)の母でもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は百人一首の57番歌、紫式部の「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月影」の和歌について現代語訳と意味解説をさせて頂きました。
ご参考になれば幸いです。

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