ひとつひとつ職人の手仕事によって作られる、伝統工芸品。
大切に手入れしながら使うことで、何代にもわたって長く使い続けることができるのも、伝統工芸の良さの一つですよね。
長く使うと愛着も湧いて、年月を経た味わいも出てきます。
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工芸品を修理に出そう
大切に使っていても、壊れたり、割れたりしてしまうことがありますよね。
そんな時でもあきらめないで下さい。
修理して直せるのが工芸品の良さです。
例えば焼き物では、割れてしまっても「金継ぎ」という技法で修復することで、新たな価値を生んだりするんですよね。
金継ぎとは、割れた部分を漆でくっつけて、金の装飾を施すもの。
その美しさから、金継ぎ品の収集家の方もいらっしゃるくらいで、最近では自分で金継ぎに挑戦する金継ぎ教室なんかも人気です。
生産者がわかる場合
まず、その工芸品の生産者がわかる場合は、直接問い合わせてみましょう。
実は修理を受け付けてくれる工房、職人さんは多いんです。
作り手からみても、大切に使っていただいたもの、そして直しても使い続けたいというのは嬉しいものです。
ただ、様々な事情により修理を受け付けられない場合もありますので、無理なお願いは避けましょう。
生産者がわからない場合
生産者がわからないが、産地はわかるという場合は、その産地の組合を調べて問い合わせてみましょう。
組合で修理を受付けている、もしくは修理が出来る工房を紹介してくれる場合もあります。
また、東京にある「伝統工芸青山スクエア」では、毎月1回専門家の方が来て、漆器や焼き物の修理の相談が出来るという催しが行われています。(要予約)
着物の修復などの相談は毎週土曜日に着物アドバイザーの方に相談することも出来ます。(予約不要)
参考:青山スクエアHP
ちなみに青山スクエアでは、不要になった漆器を無料で引き取って塗り直し、再度流通させるという試みも行っています。
祖父母から受け継いだ漆器があるが、処分するには忍びないという方には嬉しい試みですよね。
(郵送する場合は送料自己負担。なお、漆器の状態によって塗り直しが可能か判断する為、全ての漆器が再生される訳ではありません。その場合、漆器は青山スクエアにて処分。)
参考:青山スクエアブログ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大量生産のプラスチック品などと比べると、工芸品の値段が高く感じる人も居るかもしれません。
しかし、一つ一つ職人の手で作られる工芸品は、手作りの温かみがあり、大切に使うことで日常の暮らしを豊かにしてくれます。
是非、お手入れ、修理をしながら長く使って下さいね。