日本ではこれまで様々な文学作品が生まれてきました。
中でも江戸時代頃までの文学作品を”古典文学”といいます。
今回はそんな古典文学作品一覧の中から、詩歌をピックアップして年表にまとめています。
古典文学年表(詩歌編)
西暦 | 年号 | 作品名 |
---|---|---|
701年 | 大宝元年 | 柿本朝臣人麿歌集 |
739年 | 天平11年 | 高橋連虫麻呂歌集 |
751年 | 天平勝宝3年 | 懐風藻 |
759年 | 天平宇治3年 | 万葉集 |
785年 | 延暦4年 | 大伴家持集 |
809年 | 大同4年 | 琴歌譜 |
814年 | 弘仁5年 | 凌雲集(小野岑守ら) |
818年 | 弘仁9年 | 文華秀麗集(藤原冬嗣ら) |
827年 | 天長4年 | 経国集(良岑安世ら) 性霊集(空海) |
879年 | 元慶3年 | 都氏文集 |
884年 | 元慶8年 | 民部卿家歌合 |
893年 | 寛平5年 | 新撰万葉集(菅原道真か) 寛平御時后宮歌合 |
894年 | 寛平6年 | 句題和歌(大江千里) |
900年 | 昌泰3年 | 菅家文草(道真) |
903年 | 延喜3年 | 菅家後集 |
905年 | 延喜5年 | 古今和歌集(紀貫之ら) |
913年 | 延喜13年 | 亭子院歌合 |
940年 | 天慶3年 | 貫之集 |
951年 | 天暦5年 | 後撰和歌集(源順ら) |
960年 | 天徳4年 | 天徳四年内裏歌合 |
976年 | 貞元元 | 古今和歌六帖 |
995年 | 長徳元年 | 扶桑集(紀斉名) |
1001年 | 長保3年 | 曽丹集(曾禰好忠) |
1005年 | 寛弘2年 | 拾遺和歌集(花山院か) |
1010年 | 寛弘7年 | 本朝麗藻(高階積善) |
1012年 | 寛弘9年 | 和漢朗詠集(藤原公任) |
1037年 | 長暦元年 | 本朝文粋(藤原明衡) |
1086年 | 応徳3年 | 後拾遺和歌集(藤原通俊) |
1119年 | 元永2年 | 新撰朗詠集(藤原基俊) |
1127年 | 大治2年 | 金葉和歌集(源俊頼) |
1129年 | 大治4年 | 散木奇歌集(俊頼) |
1178年 | 治承2年 | 長秋詠藻(藤原俊成) |
1182年 | 寿永元年 | 鴨長明集 |
1187年 | 文治3年 | 千載和歌集(俊成) |
1190年 | 建久元年 | 山家集(西行) |
1194年 | 建久5年 | 六百番歌合(藤原俊成判) |
1201年 | 建仁元年 | 千五百番歌合(後鳥羽院ら判) |
1204年 | 元久元年 | 秋篠月清集(藤原義経) |
1205年 | 元久2年 | 新古今和歌集(藤原定家ら) |
1213年 | 建保元年 | 金槐和歌集(源実朝) |
1216年 | 建保4年 | 拾遺愚草(定家) |
1235年 | 文暦2年 | 新勅撰和歌集(定家) |
1235年 | 嘉禎元年 | 小倉百人一首(定家) |
1245年 | 寛元3年 | 壬二集(藤原家隆) |
1251年 | 建長3年 | 続後撰和歌集(藤原為家) |
1265年 | 文永2年 | 続古今和歌集(為家ら) |
1271年 | 文永8年 | 風葉和歌集(為家ら) |
1278年 | 弘安元年 | 続拾遺和歌集(藤原為氏) |
1296年 | 永仁4年 | 宴曲集(明空) |
1303年 | 嘉元元年 | 新後撰和歌集(二条為世) |
1310年 | 延慶3年 | 夫木和歌集(藤原長清) |
1312年 | 正和元年 | 玉葉和歌集(京極為兼) |
1320年 | 元応2年 | 続千載和歌集(為世) |
1326年 | 嘉暦元年 | 続後拾遺和歌集(二条為定ら) |
1349年 | 正平4年 | 風雅和歌集(光厳院) |
1356年 | 正平11年 | 菟玖波集(二条良基・救済) |
1359年 | 正平14年 | 新千載和歌集(為定) |
1364年 | 正平19年 | 新拾遺和歌集(二条為明・頓阿) |
1381年 | 弘和元年 | 新葉和歌集(宗良親王) |
1384年 | 元中元年 | 新後拾遺和歌集(二条為遠ら) |
1439年 | 永享11年 | 新続古今和歌集(飛鳥井雅世) |
1488年 | 長享2年 | 水無瀬三吟百韻(宗祇ら) |
1495年 | 明応4年 | 新撰菟玖波集(宗祇ら) |
1518年 | 永正15年 | 閑吟集 |
1532年 | 天文元年 | 犬筑波集(山崎宗鑑) |
1540年 | 天文9年 | 守武千句(荒木田守武) |
1593年 | 文禄2年 | 隆達小歌(高三龍達) |
1643年 | 寛永20年 | 新増犬筑波集(松永貞徳) |
1649年 | 慶安2年 | 挙白集(木下長囃子) 俳諧御傘(松永貞徳) |
1672年 | 寛文12年 | 貝おほひ(松尾芭蕉) |
1673年 | 延宝元年 | 西翁十百韻(西山宗因) |
1675年 | 延宝3年 | 談林十百韻(田代松意) |
1683年 | 天和3年 | 虚栗(榎本其角) |
1684年 | 貞享元年 | 冬の日(山本荷兮) |
1686年 | 貞享3年 | 春の日(荷兮) 晩花集(下河辺長流) |
1689年 | 元禄2年 | 曠野(荷兮) |
1690年 | 元禄3年 | ひさご(浜田珍碩) 幻住庵記(芭蕉)" |
1691年 | 元禄4年 | 猿蓑( 向井去来・野沢凡兆) |
1694年 | 元禄7年 | 炭俵(志太野坡ら) |
1698年 | 元禄11年 | 続猿蓑 |
1703年 | 元禄16年 | 松の葉(秀松軒) |
1765年 | 明和2年 | 排風柳多留(呉陵軒可有) |
1768年 | 明和5年 | 明和十五番狂歌合(唐衣橘洲ら) |
1772年 | 安永元年 | 太祇句選(三宅嘯山ら) 秋の日(加藤暁台) |
1777年 | 安永6年 | 夜半楽(与謝蕪村) |
1783年 | 天明3年 | 万載狂歌集(四方赤良・朱楽菅江) |
1784年 | 天明4年 | 蕪村句集 鶉衣(〜1823・横井也有) |
1797年 | 寛政9年 | 新花摘(蕪村) |
1798年 | 寛政10年 | 鈴屋集(〜1800・本居宣長) |
1802年 | 享和2年 | うけらが花(加藤千蔭) |
1806年 | 文化3年 | 賀茂翁家集(賀茂真淵) 藤簍冊子(上田秋成) |
1807年 | 文化4年 | 天降言(田安宗武) |
1811年 | 文化8年 | 六帖詠草(小沢蘆庵) |
1813年 | 文化10年 | 琴後集(〜14・村田春海) |
1830年 | 天保元年 | 桂園一枝(香川景樹) |
1848年 | 嘉永元年 | 一茶発句集(小林一茶) |
1852年 | 嘉永5年 | おらが春(一茶) |
1864年 | 文久4年 | 草怪集(大隈言道) |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は古典文学作品一覧の中から、詩歌をピックアップして年表にまとめてご紹介しました。
高校古典などの勉強にも役立てて頂ければ幸いです。
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