江戸木版画の歴史と成り立ち、特徴について

江戸木版画とは?

江戸木版画とは東京都で主に生産される伝統的工芸品です。
浮世絵に代表される様に、日本の伝統文化の象徴的な工芸品の一つです。

  • 1. 歴史と成り立ち
  • 2. 製法
  • 3. 特徴
  • 4. 産地情報

1. 歴史と成り立ち

起源

日本で木版が用いられるようになったのは9世紀頃といわれ、古くから利用されてきました。
江戸時代に入ると浮世絵が大ブームとなり、江戸木版画は広く世に知られるようになりました。

現在

現在、江戸木版画は経済産業省指定伝統的工芸品(2007年~)に指定されています。

2. 製法

経済産業省指定伝統的工芸品に指定されている要件は下記の通りです。

経済産業省指定伝統的工芸品

技術・技法

1. 「彫り」にあっては、次の技術又は技法によること。
 1-1. 「墨板」は、「版下絵」の輪郭線に墨で描かれた墨線を小刀で彫ること。
 1-2. 「さらい」にあっては、のみを用いて行うこと。
 1-3. 「版木」の余白右下一から二センチメートルのところに直角に逆L字型の「鍵見当」及び「ひきつけ見当」を小刀又はのみで彫ること。
 1-4. 「色板彫」は、「校合摺り」一枚を用い各色ごとの部分を板に小刀又はのみで彫ること。
2. 「摺り」にあっては、次の技術又は技法によること。
 2-1. 「校正摺り」にあっては、竹の皮を棒で巻いて小さな箒型に作った「とき棒」を用いて絵具を「版木」の上に運び、刷毛で絵具を広げること。
 2-2. 「見当」に合わせて紙を置き、「馬連」を用い、和紙の裏面から力を込め摺り込み、繊維の中まで絵具を摺り込むこと。
 2-3. 色分けされた色板により絵具を淡い色から濃い色へと次々に摺り重ねていくこと。
 2-4. 「本摺り」にあっては、「校正摺り」と同様の技術又は技法によること。

原材料

1. 「版木」にあっては、桜材を用いた「無垢板」又はこれらと同等の材質を有する用材とすること。
2. 和紙は、「生漉奉書」とすること。
3. 「ドーサ引き」にあっては、膠や明礬を混ぜて水で薄めた液を用いること。

3. 特徴

元々は墨一色で刷られていましたが、後に朱色を用いる丹絵が発明され、徐々に多色刷りへ改善されていきました。

4. 産地情報

名称 東京伝統木版画工芸協同組合
住所 〒112-0005
東京都文京区水道2-4-19
電話 03-3830-6780

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