福井県の伝統工芸品
福井県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。
越前焼
福井県の越前町で主に作られている伝統工芸品、越前焼(えちぜんやき)。
今から約850年ほど前の平安時代、もともと須恵器を焼いていたものが、常滑の技術を導入し、焼き締め陶を作り始めたのが越前焼のはじまりといわれています。
硬くて丈夫な越前焼は、北海道南部から日本海沿岸地域などに船で運ばれ、水や穀物の貯蔵や藍染め、銭瓶などに重宝されました。
[産地情報]
名称 | 越前焼工業協同組合 |
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住所 | 〒916-0273 福井県丹生郡越前町小曽原5-33 |
越前漆器
福井県で主に生産される伝統工芸品、越前漆器(えちぜんしっき)。
越前漆器の歴史は古く、6世紀まで遡ります。
後の継体天皇がまだ皇子の頃、冠の修理を越前の職人に命じると、その出来栄えに感動した皇子が漆器生産の奨励を行ったことが起源とされています。
越前漆器は渋下地を用いている為に非常に丈夫で、業務用の漆器としても高いシェアを誇り、旅館や飲食店などでも多く用いられています。
[産地情報]
名称 | 越前漆器協同組合 |
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住所 | 〒916-1221 福井県鯖江市西袋町37-6-1 |
若狭塗
福井県で主に生産される伝統的工芸品、若狭塗(わかさぬり)。
卵殻や松葉、菜種やモミ殻などを用いる独特の模様が特徴的な漆器で、17世紀に小浜藩の塗師が大陸の「存星(ぞんせい)」という技法から着想を得て作り始めたのが起源とされています。
独特の模様は唯一無二の個性的なもので、とくに若狭塗の塗箸は人気となっています。
[産地情報]
名称 | 若狭漆器協同組合 |
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住所 | 〒917-0061 福井県小浜市小浜玉前57-1 |
越前打刃物
福井県越前市で主に生産される伝統的工芸品、越前打刃物(えちぜんうちはもの)。
越前打刃物は14世紀、京都で刀匠をしていた千代鶴国安が移住し生産を始めたのがルーツとされています。
その後は藩の保護もあり、生産が拡大していきました。
主に包丁などの調理用具を生産していますが、その他にも農業や漁業の道具など、様々な製品が生産されています。
[産地情報]
名称 | 越前打刃物産地協同組合連合会 |
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住所 | 〒915-0873 福井県越前市池ノ上町49-1-3 |
越前和紙
福井県越前市で主に生産される伝統的工芸品、越前和紙(えちぜんわし)。
多種多様な製品が生産されており、高品質な和紙として定評があります。
越前和紙の歴史は古く、6世紀頃まで遡ります。
室町時代には公家や貴族の公用紙として使用され、江戸時代には日本一の紙として「御上天下一」の印を押される程になりました。
その品質の高さから、横山大観などの日本画家にも使用されています。
また、越前和紙は原料の楮や三椏の繊維を丁寧に洗って不純物を取り除く為、虫が寄り付きにくいとされます。
[産地情報]
名称 | 福井県和紙工業協同組合 |
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住所 | 〒915-0232 福井県越前市新在家町8-44 |
若狭めのう細工
福井県小浜市で主に生産される伝統的工芸品、若狭めのう細工(わかさめのうざいく)。
瑪瑙(めのう)の原石を加工して作られる工芸品で、置物やアクセサリーとして人気となっています。
[起源]
若狭めのう細工は8世紀の奈良時代、鰐族という渡来人が神社の前の街道で玉を作る仕事を始めたのがルーツとされています。
現在では、美術工芸品としての価値も高まっており、1976年には経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されました。
[特徴]
若狭めのう細工は原石に熱を加えて赤くし、研磨を行っていきます。
めのうは古くから七宝の一つに数えられ、その美しい赤色は広く愛されてきました。
[産地情報]
名称 | (若狭めのう細工)小浜市 商工観光課 |
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住所 | 〒917-8585 福井県小浜市大手町6-3 |
越前箪笥
福井県越前市や鯖江市で主に生産される伝統的工芸品、越前箪笥(えちぜんたんす)。
18世紀の後期頃から生産されており、欅や桐、檜や松といった良質な原料で作られます。
越前箪笥の塗装には拭き漆、春慶塗、呂色塗りが用いられます。
[産地情報]
名称 | 越前指物組合 |
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住所 | 〒915-0827 福井県越前市平和町1-29 |
まとめ
いかがでしょうか。
今回は北陸地方の伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介しました。
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