小倉百人一首にも収録されている、中納言家持の下記の和歌。
「鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」
上記の中納言家持の和歌について、意味や現代語訳、読み方などを解説していきたいと思います。
百人一首の第6首目の読み方と意味
まずは小倉百人一首に収録されている中納言家持の6番歌について、読み方と意味をみていきましょう。
鵲の渡せる橋に置く霜の
白きを見れば夜ぞ更けにける
白きを見れば夜ぞ更けにける
中納言家持
【読み】
かささぎのわたせるはしにおくしもの
しろきをみればよぞふけにける
【意味】
鵲が渡したという橋に置いた霜が真っ白になっているのを見ると、夜もふけたということだろう。
【単語解説】
”鵲”:カラス科の鳥のこと。
百人一首の6番歌の解説
この和歌はかささぎが七夕の夜、天の川に翼を連ねて橋を掛け、織女を渡したという伝説を元にしています。
作者について
作者は大伴家持(おおとものやかもち)です。
ちなみに父は政治家で歌人の大伴旅人です。
小倉百人一首では中納言家持となっています。
三十六歌仙の一人で、万葉集を最終的に編集したのは家持とも言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は百人一首の6番歌、中納言家持の「鵲の渡せる橋に置く霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」の和歌について現代語訳と意味解説をさせて頂きました。
ご参考になれば幸いです。
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