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解説|忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで|百人一首|平兼盛の40番歌の意味と読み、現代語訳、単語

萩
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小倉百人一首にも収録されている、平兼盛の下記の和歌。

「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで」

今回は上記の平兼盛の和歌について、意味や現代語訳、読み方などを解説していきたいと思います。

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百人一首の第40首目の読み方と意味

まずは小倉百人一首に収録されている平兼盛の40番歌について、読み方と意味をみていきましょう。

忍ぶれど色に出でにけりわが恋は
ものや思ふと人の問ふまで

平兼盛

【和歌の読み方】
しのぶれどいろにいでにけりわがこひは
ものやおもふとひとのとふまで

【和歌の意味】
忍びこらえていたけれど、とうとうその素振りに出てしまった。何か物思いをしているのですかと人が尋ねる程に。

【単語解説】
”色”:顔色。素振り。
”ものや思ふと”:「何か物思いをしているのですか」と。

百人一首の40番歌の解説

包み隠している恋心が、ついつい表に出てしまった様子を詠んだ歌です。

【天徳四年内裏歌合】
この40番歌「忍ぶれど」と、次の41番歌「恋すてふ」は、天徳四年三月三十日に村上天皇が主催した歌合、二十番勝負の最後に優劣が競われた歌です。
どちらも優れた歌だった為、判者の藤原実頼も迷いました。
大納言の源高明に意見を聞くと、「お任せします」と返されます。
そして天皇の顔をうかがい見た所、「忍ぶれど」の歌を口ずさんだ為、最終的に「忍ぶれど」の歌を勝利としました。

作者について

作者は平兼盛(たいらのかねもり)。[生年不明〜990年]
平安中期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人です。
光孝天皇の玄孫で、篤行王の息子です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は百人一首の40番歌、平兼盛の「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで」の和歌について現代語訳と意味解説をさせて頂きました。
ご参考になれば幸いです。

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