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関東地方の伝統工芸品一覧

行田足袋
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千葉県の伝統工芸品

千葉県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

房州うちわ

千葉県の館山市、南房総市で主に生産されている、房州うちわ。
地域に自生する篠竹(女竹)を原料に用いて、細く割いた骨と一体となって丸みを帯びた柄となっているのが特徴です。
木製の柄を別に取り付ける京うちわ、平たく削った真竹を用いる丸亀うちわと違って、手に馴染みやすく、しなやかな動きを見るだけで、どこか涼しい気分になることができます。

[歴史]
館山市、南房総市近辺は、江戸時代から良質な竹の産地として知られており、関東でうちわ生産が始まってからは、那古港から江戸のうちわ職人へと篠竹を出荷していました。
明治時代には、篠竹からうちわの骨に加工する職人も増え、地場産業として発展を遂げていきました。

千葉工匠具

鍛冶職人
千葉県の伝統工芸品、千葉工匠具。
読み方は”ちばこうしょうぐ”です。

千葉工匠具は千葉県で作られる刃物や手道具類の総称で、鎌や包丁、ハサミなどが主な製品で、多くのプロの現場で使用されてきました。

[歴史]
現在の千葉県=房総半島では、江戸時代頃から利根川の河川改修や印旛沼の干拓など、大規模な開発が行われてきました。
この開発に必要な道具類が周辺の地域で作られるようになった事が、今の千葉工匠具のルーツとなっています。

また、酪農発祥の地とも言われるくらいに房総半島と酪農は縁があります。
牧場で使用される鋏や包丁、鎌などの需要も千葉工匠具の発展には欠かせませんでした。

東京都の伝統工芸品

東京都の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

村山大島紬

東京都武蔵村山市、立川市、青海市、昭島市、東大和市、羽村市、西多摩郡瑞穂町と埼玉県の飯能市、入間市で主に生産される伝統的工芸品、村山大島紬(むらやまおおしまつむぎ)。
板締で糸を染めるのが特徴的な織物で、高級品とされる本場大島紬に比べて普段使いの着物として普及していました。

1967年には東京都無形文化財、1975年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[起源]
村山大島紬は19世紀、地域で織られていた織物(村山紺絣、砂川太織など)が前身とされ、20世紀前半には伊勢崎から板締の技法が伝わり、村山大島紬として確立していきました。

[特徴]
村山大島紬は糸の染色方法に特徴があり、模様が刻まれた絣板(かすりいた)に糸をはさみ、その上に染料をかけ糸を染めます。
その為、染めた部分と染めずに残った部分との差がはっきりとしています。

[産地情報]

名称 村山織物協同組合
住所 〒208-0004
東京都武蔵村山市本町2-2-1

東京染小紋

東京都で生産される伝統的工芸品、東京染小紋(とうきょうそめこもん)。
武士の裃への模様付けを起源としており、遠くから見ると無地に見えるほどの細かい模様を型紙で染め上げます。

1974年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[特徴]
東京染小紋は型紙を用いて精緻で細かな柄を連続模様で染め上げます。
柄が細かければ細かい程、粋であるとされていました。

[産地情報]

名称 東京都染色工業協同組合
住所 〒169-0051
東京都新宿区西早稲田3-20-12

本場黄八丈

東京都八丈島で生産される伝統的工芸品、本場黄八丈(ほんばきはちじょう)。
島に自生する植物(コブナグサ、タブノキ、シイ、マダミなど)を使用し、黄、樺(茶)、黒の三色で染めた糸を縞や格子模様に織り上げる絹織物です。

1977年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[起源]
本場黄八丈の歴史は古く、室町時代には貢納品として島で織られた白紬を納めていました。
現在の染色技法になったのは寛政年間ごろで、江戸時代の中期には縞や格子の模様も織られ始めました。

また、本居宣長が書き残した書物に「黄八丈を織り始めたところから八丈島と名が付いた」と記述があることから、島の名前の元になったとされています。

[特徴]
本場黄八丈は黄、樺(茶)、黒の三色で染めた絹糸を縞や格子模様に織り上げています。
八丈島で自生する草木を原料とする天然染料で染め上げることから、変色しにくく、洗うたびに色が鮮やかさを増してきます。

[産地情報]

名称 黄八丈織物協同組合
住所 〒100-1621
東京都八丈島八丈町樫立346-1

江戸木目込人形

東京都と埼玉県田川郡福智町で主に生産される伝統的工芸品、江戸木目込人形(えどきめこみにんぎょう)。
18世紀に京都で誕生した木目込人形が起源とされています。
京都の上加茂神社の神官、堀川家につかえていた高橋忠重が仕事の合間に柳の木で人形を作っており、その後京都から江戸に移り住んだ職人が人形を伝え、江戸風に発展していきました。

[特徴]
江戸木目込人形はその名の通り、木目の溝に布を入れ込んで作られます。
「きめこむ」とは隙間無く入れ込むという意味を持ちます。
上に着せる人形と違い、下の人形の形が衣装の上からもわかるので、職人によっても風合いが変わってきます。
京都のものに比べ、しゅっとした顔をしています。

[産地情報]

名称 岩槻人形協同組合
住所 〒339-0057
埼玉県さいたま市岩槻区本町5-6-44
さいたま商工会議所岩槻支所3階

東京銀器

東京都で主に生産される伝統的工芸品、東京銀器(とうきょうぎんき)。

東京銀器は14世紀頃に生産が始まったとされています。
その後1867年のパリ万博に日本の銀製品が出店され、世界的な認知度も高まりました。

その金属の加工技術を活かしてスプーンやフォーク、コップなどの日用雑器を初め、様々な製品が作られています。

[産地情報]

名称 東京金銀器工業協同組合
住所 〒110-0015
東京都台東区東上野2-24-4
東京銀器会館

東京手描友禅

東京都で主に生産される伝統的工芸品、東京手描友禅(とうきょうてがきゆうぜん)。
京友禅と並び、日本の三大友禅の一つとして、染めの織物の代表とされています。

1980年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

[起源]
東京手描友禅は、京友禅を源流としています。
江戸時代に友禅の技法が京都から伝えられたことが、現在の東京手描友禅の起源となっています。

[特徴]
京友禅が主に分業制で作られるのに比べ、東京手描友禅は一人の職人が下絵から仕上げまでほぼ全ての工程に関わっているのが特徴です。
色数を抑えながらも、美しさと新しさが混在する江戸っ子らしい粋なデザインが人気となっています。

[産地情報]

名称 東京都工芸染色協同組合
住所 〒161-0032
東京都新宿区中落合3-21-6

江戸鼈甲

江戸べっ甲とは東京都で主に生産される伝統的工芸品です。
熱を加えて自由に加工出来る為、様々な製品が作られます。

2015年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

[起源]
鼈甲(べっこう)自体の歴史は非常に古く、奈良時代に海外から伝わったとされています。
江戸時代には庶民にも身につけられるようになり、広く普及していきました。

[特徴]
江戸鼈甲は熱を加えると自由に加工出来るようになる性質を持つ為、余分な接着剤などを使わずに製品を作ることが出来ます。

[産地情報]

名称 東京鼈甲組合連合会
住所 〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-27-7
(株)東京装粧会館408号

多摩織

東京都八王子市、あきる野市で主に生産される伝統織物、多摩織(たまおり)。
草木染による先染めの絹織物で、1980年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[起源]
多摩織の歴史は古く、平安時代までさかのぼります。
この頃から絹や生糸を租税として納めており、その後室町時代に北条氏の奨励によって産地として形成されていきました。

[特徴]
多摩織にはお召し織、紬織、風通織、変り綴、戻り織の5つの品種があり、羽織や袴地、現在ではネクタイなど様々な製品が作られています。
軽くてしわになりにくく、実用品として普及してきました。

[産地情報]

名称 八王子織物工業組合
住所 〒192-0053
東京都八王子市八幡町11-2

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