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関東地方の伝統工芸品一覧

行田足袋
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江戸和竿

東京都で主に生産される伝統的工芸品、江戸和竿(えどわざお)。
様々な用途に合わせた竿が作られ、18世紀には既に生産が始まっていたとされています。

江戸和竿は他の産地と違い特定の用途に限定しないのが特徴で、多種多様な製品が作られています。

[産地情報]

名称 江戸和竿組合
住所 〒116-0003
東京都荒川区南千住5-11-14

江戸指物

東京都台東区、荒川区、葛飾区、江東区、足立区で主に生産される伝統的工芸品、江戸指物(えどさしもの)。
江戸時代に幕府が様々な職人を呼び寄せたことから生産が始まったとされています。

[特徴]
江戸指物は釘などを用いずに組み上げ、木目の美しさを活かした作りになっています。
元々は武家や商人に愛用されていました。

[産地情報]

名称 江戸指物協同組合
住所 〒112-0005
東京都文京区水道2-6-4
マ・メゾン小日向101

江戸からかみ

東京都で主に生産される伝統的工芸品、江戸からかみ。
和紙に装飾を施すからかみは、襖などに用いられます。

江戸からかみの歴史は古く、平安時代まで遡ります。
筆写用の紙だけでなく屏風や襖などにも用いられ、生産が拡大していきました。

江戸からかみは和紙に多彩な加飾が施されますが、その装飾技法の中でも主な3つは下記の通りです。

  • 渋型捺染手摺り
  • 木版手摺り
  • 金銀箔・砂子手蒔き

[産地情報]

名称 江戸からかみ協同組合
住所 〒110-0015
東京都台東区東上野6-1-3

江戸切子

東京都で主に生産される伝統工芸品、江戸切子(えどきりこ)。
天保5年に江戸でビードロ問屋を営んでいた加賀屋久兵衛が、西洋から持ち込まれたガラス製品に金剛砂を使って切子細工を施したのが江戸切子の起源と言われています。

黒船が来航した時、献上品の中に加賀屋の切子瓶があり、その細工の美しさにペリーが驚いたという話も残っています。
明治時代に入るとガラス製作が政府の事業のひとつとなり、ヨーロッパの新しい技術なども導入され、江戸時代後期から続く江戸切子の伝統は絶えることなく現代に受け継がれてきました。

1985年には東京都伝統工芸品、2002年に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています。

江戸節句人形

東京都で主に生産される伝統的工芸品、江戸節句人形(えどせっくにんぎょう)。
市松人形や雛人形、武者人形などを総称したものです。

江戸節句人形が江戸の地で始まったのは、18世紀。
京都で作られていた人形をルーツとしながらも、独自に発展してきました。

江戸節句人形は、一体一体職人が丁寧に手作業で作るため、その高品質さと鮮やかな衣装は、全国的にも人気となっています。

[産地情報]

名称 東京都雛人形工業協同組合
住所 〒111-0052
東京都台東区柳橋2-1-9
東京卸商センター 4階

江戸木版画

広重東海道五十三次の石部宿の浮世絵
東京都の伝統工芸品、江戸木版画(えどもくはんが)。

江戸時代に庶民も楽しめる娯楽として爆発的に広まりました。
その当時、日本だけでなく世界でもプロの絵師が描いた絵画は一部の裕福な人々だけが楽しめるものでした。

しかし浮世絵は木版画によって大量生産することで、今のお金にしても数百円程度の安さで販売することができ、庶民の娯楽として広く発展していったのです。

関連記事:浮世絵とは?浮世絵の歴史とその全て。有名な浮世絵ベスト5も!

江戸硝子

東京都で主に生産される伝統的工芸品、江戸硝子(えどがらす)。
その透明度と加工技術の高さが特徴のガラス工芸で、近年ではモダンなデザインから海外の旅行客のお土産としても人気となっています。

江戸硝子の起源としては18世紀の初め、鏡や風鈴などの日用品を生産し始めたことが起源とされています。
2014年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

[特徴]
江戸硝子はその透明度と加工技術の高さが特徴です。
常に新しい製品を生み出しており、最近では富士山グラスなどが話題になりました。

[産地情報]

名称 一般社団法人東部硝子工業会
住所 〒130-0026
東京都墨田区両国4-36-6

東京アンチモニー工芸品


東京都で主に生産される工芸品で、東京アンチモニー工芸品。
19世紀の初め頃から作られており、海外にも輸出されています。

東京アンチモニー工芸品は主に合金で作られており、銀が多く含まれます。
現在では小物やアクセサリーなど、装飾品としても人気となっています。

[産地情報]

名称 東京アンチモニー工芸協同組合
住所 〒111-0051
東京都台東区蔵前4-3-1

東京無地染


東京都の新宿区、中野区、杉並区等で生産される伝統工芸品、東京無地染(とうきょうむじぞめ)。
2017年には国の伝統的工芸品にも指定されています。

東京無地染は無地の白生地を客の好みの色に染め上げる工芸品で、その色見本の種類は170色もあり、職人が一つ一つ色を作り上げていきます。

[特徴]
無地染の特徴として、一度染めたものでも後から別の色に染め直す事が可能という点があげられます。
なので気分や年齢に応じて色味が変更出来るので、より長く使い続ける事が出来ます。

江戸押絵

東京都で主に作られている伝統工芸品、江戸押絵(えどおしえ)。
2019年には経済産業大臣が指定する国の伝統的工芸品にも指定されました。

羽子板も押絵の一種で、そのまま”押絵羽子板”と呼ばれています。
押絵が施されるのは羽子板だけでなく、屏風や団扇などにも装飾されます。

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神奈川県の伝統工芸品

神奈川県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

鎌倉彫

神奈川県で主に生産される漆工芸品、鎌倉彫(かまくらぼり)。
木地に模様を彫りこみ、その上に漆を塗り重ねて作ります。

鎌倉彫は13世紀、大陸から伝わった紅花緑葉という堆朱をルーツとしています。
木地は彫りやすいカツラの木が主に使われ、多種多様な彫刻技法が用いられます。

[産地情報]

名称 伝統鎌倉彫事業協同組合
住所 〒248-0014
神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-4-7

小田原漆器

神奈川県で主に生産される伝統的工芸品、小田原漆器(おだわらしっき)。
木そのものが持つ木目を生かした塗りが施される漆器で、摺漆仕上げや木地呂漆仕上げが用いられます。

[起源]
小田原漆器は15世紀頃に生産が始まったといわれています。
周囲を山に囲まれている為、豊富で良質な木材が手に入りやすい地の利を生かして発展を遂げてきました。

[産地情報]

名称 伝統小田原漆器組合
住所 〒250-0055
神奈川県小田原市久野621
神奈川県産業技術センター
工芸技術研究所4階
社団法人箱根物産連合会内

箱根寄木細工

神奈川県の観光地・箱根の伝統工芸品として知られる寄木細工(よせぎざいく)。

天然の木の色を美しく配色して作られた幾何学的な模様や、開けるまでに幾つかの操作が必要な仕掛けが施されている秘密箱など、寄木細工は外国人観光客にも大人気となっています。

[起源]
江戸時代中期頃に浅間神社建立のため全国から集められた職人によって編み出されたとされる寄木細工。
そもそもは静岡で発展した技術だったそうです。

江戸時代後期に石川仁兵衛という人がこの技術を箱根に持ち帰り、もともと「箱根細工」として木工芸品が盛んに作られていた箱根の技術に融合させ、新しい指物細工を編み出すことに成功したのです。

湯治客の多い箱根では、この寄木細工が土産物として大変な人気を得て、横浜港が開港されると海外へも輸出されるようになりました。

[特徴]
寄木細工の木材には様々な種類があり、白、灰色、茶色、赤、黄色、緑、黒などの色合いを表すことが可能になっています。
このような色や木目を活かしながら独特の文様を作り上げています。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は関東地方の伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介しました。

その他については下記の関連記事をご覧ください。

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