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山口県の伝統工芸品一覧

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県の三方が海に面し、約1,500kmにも及ぶ海岸線を持つ、山口県。
幕末維新など、様々な歴史の舞台にもなってきました。

今回はそんな山口県にある伝統工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

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山口県の伝統工芸品

山口県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

萩焼

山口県萩市、長門市、山口市、阿武郡阿武町で主に生産される伝統的工芸品、萩焼(はぎやき)。
控えめな色味と装飾でありながら、細かい部分までこだわった質の高い陶器で、根強い人気を誇ります。

【起源】
萩焼は17世紀の初め、藩主である毛利輝元の命によって御用窯が開かれたのが起源です。
その後昭和に入ると西洋化によって存続の危機に立たされますが、10代目三輪休雪という人物が白い萩焼を開発し、再び人気に火がつきました。
この功績が称えられ、10代目三輪休雪は後に人間国宝に指定されました。

【特徴】
萩焼はシンプルな外見ながらその質の高さから根強いファンを持ちます。
また、原料の陶土と釉薬によって引き起こされる「貫入(かんにゅう)」という、細かいヒビの様な模様が特徴です。

長年萩焼を使用すると、その貫入にお茶の成分などが染みこみ、また違った風合いに変化していきます。
上記の現象を「萩の七化け(はぎのななばけ)」といい、ファンが多い理由の一つとなっています。
また器の底の高台(こうだい)に切り込みがあるのも特徴で、職人によって様々な形になっています。

産地情報

名称 萩陶芸家協会
住所 〒758-8555
山口県萩市大字江向510
萩市商工観光部商工課萩焼・陶芸係内

大内塗

山口県で主に生産される漆器、大内塗(おおうちぬり)。

大内塗は14世紀頃、海外との交易用に漆器作りが奨励されたのが起源です。
名称が「大内塗」に統一されたのは明治時代で、それ以前は「山口塗」や「大内椀」、「雪舟椀」と呼ばれていました。

大内塗は茶色がかった朱色に特徴があり、そこに蒔絵や切箔などで装飾が施されます。
特に丸みがあり可愛らしい大内人形が有名で、海外でも人気となっています。

産地情報

名称 大内塗漆器振興協同組合
住所 〒753-0214
山口県山口市大内御堀4138番地
(有)中村民芸社内

赤間硯

山口県下関市、宇部市で主に生産される伝統的工芸品、赤間硯(あかますずり)。
美しく丈夫な硯として人気となっています。

赤間硯の歴史は古く、12世紀頃に生産が始まったとされています。
原料に赤間石という石質が緻密な石を用いており、非常に丈夫で美しく深い色を持ちます。

産地情報

名称 山口県赤間硯生産協同組合
住所 〒757-0214
山口県宇部市西万倉793
日枝様方

その他の伝統工芸品

経産大臣指定の伝統的工芸品以外も含めると、山口県には下記の伝統工芸品もあります。

萩焼、堀越焼、大内塗、徳地和紙、赤間硯、見島鬼楊子

山口県の伝統工芸品動画


Youtube上の「明日への扉 by アットホーム」チャンネルでは、萩焼など様々な伝統工芸品を紹介する動画を公開しています。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は山口県の伝統工芸品を一覧でまとめてご紹介しました。

その他については下記の関連記事をご覧下さい。

[関連記事]
日本の伝統工芸品まとめ

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