日本全国に数多くある伝統工芸品。
今回は、そんな伝統工芸品の中でも中国地方の工芸品を一覧でまとめてご紹介したいと思います。
鳥取県の伝統工芸品
鳥取県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。
弓浜絣
鳥取県米子市、境港市で主に生産される伝統的工芸品、弓浜絣(ゆみはまがすり)。
素朴な絵柄と、藍色と白のコントラストが特徴の絣織物です。
弓浜絣は経済産業省指定伝統的工芸品(1975年~)、鳥取県指定無形文化財(1978年~)にも指定されています。
[起源]
弓浜絣は、18世紀頃から織られ始めました。
元々は農民の自家用として織られたものなので、素朴でざっくりとした風合いが感じられます。
[特徴]
弓浜絣は、元々農家が自家用の衣料用に織り始めたことから、素朴で生活に関係した絵柄が多く用いられます。
産地情報
名称 | 鳥取県弓浜絣協同組合 |
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住所 | 〒684-0052 鳥取県境港市麦垣町86 |
因州和紙
鳥取県鳥取市で主に生産される伝統的工芸品、因州和紙(いんしゅうわし)。
墨なじみがよく、書道用紙にもよく用いられる和紙です。
因州和紙の歴史は古く、少なくとも8世紀には生産されていました。
常に新しい製品を生産することで、全国的に知られるまでになりました。
因州和紙は書道に用いられる画仙紙の生産量が日本一で、シェア70%程を占めています。
産地情報
名称 | 鳥取県因州和紙協同組合 |
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住所 | 〒689-0501 鳥取県鳥取市青谷町青谷4063-11 鳥取市西商工会 |
島根県の伝統工芸品
島根県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。
石見焼
島根県江津市、浜田市、益田市、大田市、鹿足郡津和野町で主に生産される伝統的工芸品、石見焼(いわみやき)。
大型の水かめの生産でも知られる陶器です。
[歴史]
石見焼は18世紀頃から生産されており、特に大型の水かめなどは北前船で全国に輸出されていました。
[特徴]
石見焼の原料になる陶土は非常に耐久性に優れ、大型の製品が数多く生産されています。
とくに水かめや漬物用の壷などは日本でも最大規模の生産高となっています。
産地情報
名称 | 石見陶器工業協同組合 |
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住所 | 〒699-2841 島根県江津市後地町1315 石州嶋田窯内 |
石州和紙
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島根県江津市、浜田市で主に生産される伝統的工芸品、石州和紙(せきしゅうわし)。
非常に強靭な和紙で、商人は帳簿に用いて、火災の際は井戸に投げ込んで保存をはかったとされる程でした。
[起源]
石州和紙は8世紀、柿本人麻呂が紙漉き技術を伝えたことが起源とされています。
[特徴]
石州和紙は良質な楮(こうぞ)が採れる地の利を活かして作られてきました。
楮の薄皮を削る際にあえて甘皮を残すことで、和紙の強度を増すという独特の製法も用いられます。
また、余分なものを極限まで取り除き、繊維のみで作られた和紙は「みざらし」と呼ばれ最高級の和紙とされます。
産地情報
名称 | 石州和紙協同組合 |
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住所 | 〒699-3225 島根県浜田市三隅町古市場957-4 |
雲州そろばん
島根県奥出雲町で生産している雲州そろばん。
1832年に大工が芸州(広島)のそろばんを参考に作りはじめたといわれ、樫、梅、煤竹を素材にしています。
もともと出雲地方では良質の刃物が生産され、その刃物が珠を削るために使われました。
珠の量産が可能な手回しロクロが発明されたことも、「雲州そろばん」が全国区になった一因です。
現在ではタイを初め、海外でも普及活動を行っています。
産地情報
名称 | 雲州算盤協同組合 |
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住所 | 〒699-1832 島根県仁多郡奥出雲町横田992-2 雲州そろばん伝統産業会館 内 |
出雲石燈ろう
鳥取県境港市、島根県出雲市、松江市で主に生産される伝統的工芸品、出雲石燈ろう(いずもいしとうろう)。
苔がつきやすく、庭園にも馴染みやすいこともあり、美術品としても重宝される石工品です。
1976年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。
[起源]
出雲石燈ろうの歴史は古く、平安時代から生産されてきました。
江戸時代にはその品質の高さから松江藩主の松平直政は藩外への持ち出し禁止を禁止し、保護する程でした。
[特徴]
出雲石燈ろうの原材料は、元々はみかげ石でしたが、現在では来待石を用いています。
この石は苔がつきやすい為、日本庭園にもよく馴染み、重宝されました。
その美しさから美術品としても重宝されてきました。
産地情報
名称 | 来待石灯ろう協同組合 |
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住所 | 〒699-0404 島根県松江市宍道町東来待1644-1 |
岡山県の伝統工芸品
岡山県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。
備前焼
岡山県の伝統工芸品、備前焼(びぜんやき)。
釉薬を使わない焼き締めによる制作方法や赤みの強い味わいや「窯変」によって生み出される模様が特徴的です。
茶褐色の地肌は「田土(ひよせ)」と呼ばれる田の土と鉄分を含む山土を配合してつくられたもので使い込むほど味が出るといわれています。
主に備前市伊部地区で作られていたため「伊部焼(いんべやき)」という別名もあります。
関連記事:備前焼まつりの開催情報|交通アクセス&駐車場|備前市の陶器市
産地情報
名称 | 協同組合岡山県備前焼陶友会 |
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住所 | 〒705-0001 岡山県備前市伊部1657-7 |
勝山竹細工
岡山県真庭市で主に生産される竹工品で、伝統的工芸品にも指定されている勝山竹細工(かつやまたけざいく)。
19世紀の中頃に生産が始まったとされ、「張そうき」という竹籠は、代表的な製品の一つです。
産地情報
名称 | 真庭市勝山支局総務振興課(勝山竹細工) |
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住所 | 〒717-0013 岡山県真庭市勝山53-1 |