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恋愛の和歌一覧|万葉集、古今和歌集、百人一首より

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大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)

恋ひ恋ひてあへる時だに愛(うつく)しき
言(こと)つくしてよ長くと思はば

大伴坂上郎女

万葉集
【意味】
恋しいと思い続けて逢った時くらいは真心からの愛のあることばを聞かせて欲しい。

思へども験(しるし)もなしと知るものを
なにかここだく吾が恋ひ渡る

大伴坂上郎女

万葉集
【意味】
いくらあなたを思っても甲斐がないと知っているのに、どうしてこのようにあなたが恋しいのでしょう。

黒髪に白髪交じり老ゆるまで
かかる恋にはいまだあはなくに

大伴坂上郎女

万葉集
【意味】
黒髪に白髪がまじるおばあさんになりましたが、これまでもあなたとのような純粋な恋は経験していません。

夏の野の茂みに咲ける姫百合の
知らえぬ恋は苦しきものぞ

大伴坂上郎女

万葉集
【意味】
夏、多くの草のなかでひっそり咲いている姫百合のように、あなたに知られない恋はとても苦しい。

狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)

君が行く道のなが路(て)を繰り畳ね
焼きほろぼさむ天の火もがも

狭野弟上娘子

万葉集
【意味】
あなたが配所へ流されていく長い道を引き寄せ、畳み束ねて、焼き尽くす天の火がほしい。

あしひきの山路越えむとする君を
心に持ちて安けくもなし

狭野弟上娘子

万葉集
【意味】
あなたが辛い山路を越えていると思うと、私も気が気でありません。

中臣宅守(なかとみのやかもり)

たちかへり泣けども吾は験(しるし)無み
思ひわぶれて寝る夜しぞ多き

中臣宅守

万葉集
【意味】
春がめぐってきても、私は何度泣いても甲斐がない、あなたを思い悩む夜が多いのです。

読人知らず

さつきまつ花橘の香をかげば
昔の人の袖の香ぞする

読人知らず

万葉集
【意味】
五月の橘の花の香りに、昔の恋人の衣に焚き込まれていた香を思い出します。

ほととぎす鳴くや五月のあやめ草
あやめも知らぬ恋もするかな

読人知らず

万葉集
【意味】
ホトトギスが鳴く五月に咲く菖蒲草のように、理もわけもわからぬ恋をしています。

ゆふぐれは雲のはたてにものぞ思ふ
天つ空なる人を恋ふとて

読人知らず

万葉集
【意味】
夕暮れの雲を眺めては、ぼんやり物思いにふけっています。手の届かぬところにいる高貴な恋人を思って。

小野小町(おののこまち)

思いつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせばさめざらましを

小野小町

古今和歌集
【意味】
恋しい方を思いながら寝たので、夢にあの方が現れたのであろうか。夢だとわかっていたらそのまま目覚めなかっただろうに。

うたたねに恋しき人をみてしより
夢てふものは頼みそめてき

小野小町

古今和歌集
【意味】
うたた寝で恋しい方の夢を見てからというもの、夢を当てにするようになりました。

いとせめて恋しき時はむば玉の
夜の衣をかへしてぞきる

小野小町

古今和歌集
【意味】
恋しくてたまらない時は夜着を裏返して寝ると夢で会えるというおまじないをして、あなたの夢を見ようとします。

うつつにはそもこそあらめ夢にさへ
人目を守るとみるがわびしさ

小野小町

古今和歌集
【意味】
人目がある時間ならともかく、夢の中までも噂を気にして逢いに来て下さらないのかと思うと、かなしうございます。

村上天皇(むらかみてんのう)

思へどもなほぞあやしき逢ふことの
なかりし昔いかでへつらむ

村上天皇

斎宮女御集
【意味】
貴方を恋しく思っていると、貴方に逢う前はどんな気持ちで過ごしていたか不思議に思われる。

徽子女王(きしじょおう)

昔とも今ともいさや思ほえず
おぼつかなさは夢にやあるらむ

徽子女王

【意味】
会う前も会ったあとも区別ができませんほど、おぼつかなく夢のような身の上です。

右大将道綱母

嘆きつつひとり寝る夜の明くる間は
いかに久しきものとかは知る

右大将道綱母

かげろふの日記
【意味】
貴方が居ないのを嘆きながら一人で寝る、夜が明けるまでの時間がどれほど長いものか、貴方はおわかりにならないでしょう。

思ひせく胸のほむらはつれなくて
涙をわかすものにぞありける

右大将道綱母

かげろふの日記
【意味】
貴方を想うこの胸の炎は、無情に私の涙を沸騰させます。

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