数字とグラフで見る伝統工芸品の推移

バブル以降、年々生産額が減少している日本の伝統工芸品。
そこで今回は数字とグラフにまとめてみました。

伝統工芸品全般の生産高(業種別)

まずは、伝統工芸品全般の業種別生産高をみていきます。
最近の数値は公表されていないようなので、平成18年度のデータをまとめました。
graph
平成18年度時点で、集計可能な工芸品の年間合計生産額は約7,000億円。
業種別に見ると最大は「陶磁器・瓦」で1,220億円となっています。

経済産業大臣指定伝統的工芸品の生産額、従事者数推移

次に、経済産業大臣指定伝統的工芸品のデータをみていきます。
ここで整理しておくと、上記の伝統工芸品全般というのは、指定の有無に関わらず全ての工芸品を含み、ここでは指定品だけの数字をデータにしています。
graph2
グラフを見て分かる通り、生産額と従事者数共に、ピーク時の5分の1程度まで落ち込んでいます。
更に、データには現れませんが、従事者の高齢化も進んでいます。

今後の展望

数字の推移を見ると、業界の未来を悲観的に見てしまいがちですが、果たしてそうでしょうか。

これまで地道に努力していた後継者育成事業も芽を出し始め、インターネットを活用した情報発信によって、海外からも日本の工芸品に注目が集まっています。

国内でも、国産志向の高まりや職人志願者の増加、2020年には東京オリンピックと、明るい兆しも多くあります。
工芸品によっては絶えてしまったもの、途絶える寸前のものもありますが、乗り越えられない危機ではありません。

伝統とは、常に時代に合わせて変化し、最先端を走ることで何世代も受け継がれてきたのです。

シェアする

フォロー

Twitterアイコン画像
googleplusアイコン画像
feedlyアイコン画像
follow us in feedly
RSSアイコン画像
RSS