愛知県の伝統工芸品一覧

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愛知県は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のいわゆる三英傑の生誕地でもあることから、様々な文化が誕生し、今でも根付いています。
今回はそんな愛知県にある伝統工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

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愛知県の伝統工芸品

愛知県の国指定伝統的工芸品を一覧でまとめてご紹介します。

有松・鳴海絞り

有松絞りまつりの画像
愛知県の有松・鳴海地区で生産されている伝統的工芸品、有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)。
約60種もの絞り技法を駆使し、様々な模様を表現することが出来るのが特徴です。

[起源]
有松・鳴海絞は17世紀の始め、竹田庄九朗が名古屋城の築城に来ていた豊後の人達の絞りの衣から着想を得て、絞りを始めたのが起源とされています。
その後、豊後から有松に移り住んだ三浦玄忠の妻によって豊後絞りの技法が伝えられ、有松の絞り染めは大きな進歩を遂げました。

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名古屋友禅

愛知県名古屋市や春日井市、西尾市、北名古屋市で主に生産される伝統的工芸品、名古屋友禅(なごやゆうぜん)。
単色濃淡のぼかしが特徴的な友禅染めです。

1983年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[起源]
名古屋友禅は、18世紀の前半に尾張藩主徳川宗春が繁栄政策をとり、京都・江戸などから様々な職人が往来していた事が起源となっています。
その職人の中に友禅師も数多くおり、尾張の地に友禅染の技法が伝わりました。

徳川宗春が失脚した後は倹約が励行され、模様の配色も色数を少なく抑えたものになっていました。

[産地情報]

名称 名古屋友禅黒紋付協同組合連合会
住所 〒451-0074
愛知県名古屋市西区万代町1-28

名古屋黒紋付染

愛知県名古屋市、西尾市、北名古屋市で主に生産される伝統的工芸品、名古屋黒紋付染(なごやくろもんつきぞめ)。
美しい黒色と堅牢度の高さで知られる染色品です。

1983年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されています。

[起源]
名古屋黒紋付染は17世紀の始め、尾張藩紺屋頭の小坂井新左衛門が藩内の呉服や旗などの製造にあたったことが始まりといわれています。
その後、需要の増加に伴い現在につながる紋型紙板締めの技法が黒紋付染師文助によって生み出されました。

[特徴]
名古屋黒紋付染の染色方法には二種類あり、浸染(ひたしぞめ)と引染(ひきぞめ)があります。
どちらも紅や藍で下染めを行うことで、より深い黒色に染め上げます。

浸染では、生地に紋の形の紋型紙を張り、家紋の形を染め抜きます。高めの温度の染液で時間をかけ煮染めする為、堅牢度(けんろうど)の高い黒色が得られます。
引染では、美しい黒色の「トロ引黒染」や「三ッ引黒染」技法を用います。

[産地情報]

名称 名古屋友禅黒紋付協同組合連合会
住所 〒451-0074
愛知県名古屋市西区万代町1-28

赤津焼

愛知県瀬戸市で主に生産される伝統的工芸品、赤津焼(あかづやき)。
7種の釉薬と12種の技法を駆使して作られる、多彩な装飾が特徴の陶器です。

[歴史]
赤津焼の歴史は古く、平安時代まで遡ります。
戦国時代に職人が美濃地方に移ってしまい存続の危機に立たされますが、徳川家康が名古屋開府の際に職人を呼び戻したことにより、再び焼物の産地としての地位を確立しました。

[産地情報]

名称 赤津焼工業協同組合
住所 〒489-0022
愛知県瀬戸市赤津町94-4

瀬戸染付焼

愛知県瀬戸市で主に作られている焼き物、瀬戸染付焼(せとそめつけやき)。
9世紀の前半に猿投窯で植物の灰を釉薬にした灰釉陶器が焼かれるようになりました。

当時の六古窯のなかで、器の強度を高めるために釉(うわぐすり)をかけて焼くという技法をとっていたのは瀬戸焼だけで、当時は「瓷器(しき)」と呼ばれて京や有力な寺院を中心に使用されていたといいます。

明治時代になると、1873年にウイーンで開催された万国博覧会での出展を皮切りに、フィラデルフィア、パリなどでも積極的に出品され、高い評価を得ました。

これを機に、海外からの注文が多くなり、世界に瀬戸の名が広まっていったのです。
特に戦後は、精巧なノベルティが、”セト・ノベルティ”として注目され、日本のノベルティ輸出の大部分を瀬戸陶磁器が占めるまでになりました。

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[産地情報]

名称 瀬戸染付焼工業協同組合
住所 〒489-0805
愛知県瀬戸市陶原町1-8

常滑焼

愛知県で作られる常滑窯は、猿投窯(さなげよう)の流れをくんでいます。
古常滑とよばれる初期のものは大変歴史が古く、六古窯の中でも最古、かつ最大規模でした。

安土桃山時代まで、累計で3000基を超す窯が築かれたと推定されています。
広い範囲で数多く出土していることからも、常滑焼が広く流通していたことがうかがえます。

常滑焼の特徴のひとつが、原料に含まれている鉄分を赤く発色させる技法です。
酸化鉄を多く含んだ陶土は、お茶を淹れた時に酸化鉄とお茶のタンニン反応して、苦み渋みがほどよくとれ、まろやかな味になるといわれています。

[関連記事]
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[産地情報]

名称 とこなめ焼協同組合
住所 〒479-0836
愛知県常滑市栄町3-8

名古屋桐箪笥

愛知県名古屋市、春日井市、清須市、あま市、みよし市、丹波郡扶桑町で主に生産される伝統的工芸品、名古屋桐簞笥(なごやきりたんす)。

名古屋桐簞笥は16世紀頃、名古屋城築城の際に集まった職人が作り始めたのが起源とされています。

高級箪笥として定評があり、くぎにはヒバなどを用います。
軽くて丈夫、熱に強い特性があるため、箪笥として最適です。

[産地情報]

名称 名古屋桐箪笥工業協同組合
住所 〒486-0903
愛知県春日井市前並町字前並8-4
(有)出雲屋家具製作所内

名古屋仏壇

愛知県で主に生産される伝統的工芸品、名古屋仏壇(なごやぶつだん)。
名古屋仏壇は17世紀の末、高木仁右ヱ門が仏壇製作を始めたのが起源とされています。

宮殿御坊造り(くうでんごぼうづくり)に代表されるように、豪華絢爛な造りとなっています。
「みつまくり」を備えており、台が他の仏壇に比べて高くなっています。

[産地情報]

名称 名古屋仏壇商工協同組合
住所 〒460-0016
愛知県名古屋市中区橘1-6-5
大野屋ビル

三河仏壇

愛知県で主に生産される伝統的工芸品、三河仏壇(みかわぶつだん)。
三河仏壇は18世紀の初め、仏壇氏の庄八家(しょうはちけ)が製造を始めたのが起源とされています。

押入れにも安置出来る様にコンパクトな造りの仏壇も作られます。
コンパクトながらも豪華に見せる工夫として、うねり長押を用い、台は低く作られます。

[産地情報]

名称 三河仏壇振興協同組合
住所 〒444-0025
愛知県岡崎市曙町2-1

豊橋筆

愛知県豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市で主に生産される伝統的工芸品、豊橋筆(とよはしふで)。
書き味の滑らかさで高い評価を得ている筆です。

[歴史]
豊橋筆は19世紀の初め、京都の職人だった鈴木甚左衛門を招いて製造を始めたのが起源とされています。

[特徴]
豊橋筆の特徴として、墨の吸収性の高さと滑らかな書き味が挙げられます。
製作技法に「練り混ぜ」という技法があり、異なる性質と長さの毛を水で混ぜ合わせる工程を経ることで滑らかな書き味となります。

[産地情報]

名称 豊橋筆振興協同組合
住所 〒440-0838
愛知県豊橋市三ノ輪町5-13

岡崎石工品

愛知県岡崎市で主に生産される伝統的工芸品、岡崎石工品(おかざきせっこうひん)。
元々は自社仏閣の燈明が作られていましたが、現在は常夜燈や庭園用具など様々なものに利用されています。

1995年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

[起源]
岡崎石工品は16世紀、岡崎城主の田中吉政が城下町の整備の為に石工を招いて作らせたのが起源とされています。
近くには良質の花崗岩があり、矢作川を使って製品を関東や関西まで運ぶことが出来たので、産業として発展していきました。

尾張七宝

愛知県で主に生産される伝統的工芸品、尾張七宝(おわりしっぽう)。
金属素地の上に釉薬を施し、色鮮やかで美しい絵柄を描きます。

1995年には経済産業省指定伝統的工芸品に指定されました。

[起源]
尾張七宝は19世紀の前半に梶常吉という人物が海外から輸入された七宝を改良し、尾張で生産を始めたのが起源とされています。

[特徴]
尾張七宝は金属素地の上に釉薬を施し、色鮮やかで美しい絵柄を描きます。
下絵にリボン線を立て、その中に釉薬を流し込むことで色が混ざらずに焼き上げることが出来ます。

[産地情報]

名称 名古屋七宝協同組合
住所 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-27-17
(株)安藤七宝店内
名称 七宝町七宝焼生産者協同組合
住所 〒497-0002
愛知県あま市七宝町遠島十三割2000
アートヴィレッジ内

尾張仏具


出典:青山スクエア

愛知県名古屋市で主に生産される伝統的工芸品、尾張仏具(おわりぶつぐ)。
江戸後期に下級武士の内職として発展し、近郊の質の高い木材を用いて作られます。

[産地情報]

名称 尾張仏具技術保存会
住所 〒460-0018
愛知県名古屋市中区門前町6-26

三州鬼瓦工芸品

鬼瓦
愛知県高浜市で主に生産されている伝統工芸品、三州鬼瓦工芸品(さんしゅうおにがわらこうげいひん)。
平成29年11月30日には、国の伝統的工芸品にも指定されました。

[起源]
1720年(享保5年)の徳川吉宗の時代に、火事の蔓延を防ぐ為の防火対策として、瓦葺きを一般庶民まで奨励します。
この頃に瓦作りが地場産業として栄えた事が、現在の三州鬼瓦工芸品のルーツとなっています。

[特徴]
この地域で作られる鬼瓦は、”いぶし銀”といわれる独特な色味が特徴です。
釉薬をかけずに焼き上げ、酸素を遮断する事でこの色味になるのです。

その他の伝統工芸品

経産大臣指定の伝統的工芸品以外も含めると、愛知県には下記の伝統工芸品もあります。

有松・鳴海絞、名古屋友禅、名古屋黒紋付染、履物鼻緒、赤津焼、常滑焼、瀬戸染付焼、三州瓦、犬山焼、名古屋桐箪笥、名古屋木桶、つげ櫛、やはぎの矢、名古屋仏壇、三河仏壇、尾張の木魚、豊橋筆、鳳来寺硯、岡崎石工品、名古屋節句人形、岡崎五月武者絵、吉良の赤馬、節句人形、名古屋扇子、名古屋提灯、扶桑つまおり傘、津島神仏祭礼太鼓、名古屋和蝋燭、三州岡崎和蝋燭、ちゃらぽこ太鼓、尾張七宝、しめ縄

まとめ

いかがでしょうか。
今回は愛知県の伝統工芸品を一覧でまとめてご紹介しました。

その他については下記の関連記事をご覧下さい。

[関連記事]
日本の伝統工芸品まとめ

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