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宇治拾遺物語「絵仏師良秀」の品詞分解|高校古典

ケイトウ
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宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)は13世紀前半頃に成立した説話文学で、作者は詳しくはわかっていません。

今回はそんな高校古典の教科書にも出てくる宇治拾遺物語の中から「絵仏師良秀」の品詞分解をご紹介します。

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宇治拾遺物語「絵仏師良秀」の品詞分解

宇治拾遺物語「絵仏師良秀」の品詞分解をご紹介します。

これ (代)
係助
係助
昔、絵仏師良秀
格助
いふ 四・体
あり ラ変・用
けり。 助動・過・終
格助
より、 格助
出でき カ変・用
て、 接助
おしおほひ 四・用
接助
せめ 下二・用
けれ 助動・過・已
ば、 接助
逃げ出で 下二・用
て、 接助
大路
格助
出で 下二・用
助動・完・用
けり。 助動・過・終
格助
書か 四・未
する 助動・使・体
係助
おはし サ変・用
けり。 助動・過・終
また、
上一・未
助動・打・体
妻子
など 副助
も、 係助
さながら
格助
あり ラ変・用
けり。 助動・過・終わ
それ (代)
係助
知ら 四・未
ず、 助動・打・用
ただ
逃げ出で 下二・用
たる 助動・完・体
格助
こと
格助
サ変・用
て、 接助
向かひ
格助
つら
格助
立て 四・已(命)
り。 助動・存・終
見れ 上一・已
ば、 接助
既に
(代)
格助
格助
移り 四・用
て、 接助
煙、
くゆり 四・用
ける 助動・過・体
まで、 副助
おほかた、
向かひ
格助
つら
格助
立ち 四・用
て、 接助
眺め 下二・用
けれ 助動・過・已
ば、 接助
「あさましき シク・体
こと。」
格助
て、 接助
人ども、
来とぶらひ 四・用
けれ 助動・過・已
ど、 接助
騒が 四・未
ず。 助動・打・終
「いかに。」
格助
言ひ 四・用
けれ 助動・過・已
ば、 接助
向かひ
格助
立ち 四・用
て、 接助
格助
焼くる 下二・体
格助
上一・用
て、 接助
うちうなづき 四・用
て、 接助
ときどき
笑ひ 四・用
けり。 助動・過・終
「あはれ、
サ変・用
つる 助動・完・体
せうとく
かな。 終助
年ごろ
係助
わろく ク・用
書き 四・用
ける 助動・詠・体
もの
かな。」 終助
格助
言ふ 四・体
に、 格助
とぶらひ
格助
カ変・用
たる 助動・完・体
者ども、
「こ (代)
係助
いかに、
かくて
係助詞
立ち 四・用
給へ 補尊・四・已(命)
助動・存・体
ぞ。 係助
あさましき シク・体
こと
かな。 終助
格助
つき 四・用
給へ 補尊・四・已(命)
助動・完・体
か。」 係助
格助
言ひ 四・用
けれ 助動・過・已
ば、 接助
「なんでふ、
格助
つく 四・終
べき 助動・当・体
ぞ。 係助
年ごろ、不動尊
格助
火災
格助
悪しく シク・用
書き 四・用
ける 助動・過・体
なり。 助動・断・終
見れ 上一・已
ば、 接助
かう 副(音)
こそ 係助(係)
燃え 下二・用
けれ 助動・詠・已(結)
と、 格助
心得 下二・用
つる 助動・完・体
なり。 助動・断・終
これ (代)
こそ、 係助
せうとく
よ。 終助
(代)
格助
格助
立て 下二・用
て、 接助
格助
あら ラ変・未
助動・仮・体
格助
は、 係助
だに 副助
よく ク・用
書き 四・用
奉ら 補謙・四・未
ば、 接助
百千
格助
も、 係助
出で来 カ変・用
助動・強・未
む。 助動・推・終
わ党たち
こそ、 係助
させる
係助
おはせ サ変・未
助動・打・已
ば、 接助
格助
係助
惜しみ 四・用
給へ。」 補尊・四・命
格助
言ひ 四・用
て、 接助
あざ笑ひ 四・用
接助
こそ 係助(係)
立て 四・已(命)
助動・存・用
けれ。 助動・過・已(結)
(代)
格助
のち
助動・断・用
や、 係助
良秀
格助
よぢり不動
格助
て、 接助
今に
人々
めで合へ 四・已(命)
り。 助動・存・終
【品詞分解の略符号】

1.品詞名
(名詞・形容詞・形容動詞は品詞名省略)
連=連体詞
副=副詞
接=接続詞
感=感動詞
助動=助動詞
補動・補=補助動詞

2.活用の種類
四=四段
上一=上一段
上二=上二段
下一=下一段
下二=下二段
カ変・サ変・ナ変・ラ変=変格
ク・シク=形容詞
ナリ・タリ=形容動詞

3.活用形
未=未然形
用=連用形
終=終止形
体=連体形
已=已然形
命=命令形

4.助動詞の意味
使=使役
尊=尊敬
受=受身
可=可能
自=自発
打=打消
過=過去
詠=詠嘆
完=完了
強=強意
存=存続
推=推量
定=推定
意=意志
勧=勧誘
命=命令
仮=仮定
婉=婉曲
当=当然
適=適当
伝=伝聞
禁=禁止
不=不可能
願=願望
比=比況
例=例示
断=断定
存在=存在
過推=過去推量
現推=現在推量
過原=過去の原因推量
現原=現在の原因推量
反仮=反実仮想
打推=打消推量
打意=打消意志
打当=打消当然

5.助詞の分類
格助=格助詞
副助=副助詞
係助=係助詞
終助=終助詞
接助=接続助詞
問助=問投助詞

6.その他
尊=尊敬
謙=謙譲
丁=丁寧
(代)=代名詞
(枕)=枕詞
(音)=音便
(係)〜(結)=係り結び

など

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は宇治拾遺物語の絵仏師良秀の品詞分解についてご紹介しました。

その他については下記の関連記事をご覧下さい。

[関連記事]
宇治拾遺物語「小野篁、広才のこと」
宇治拾遺物語「児のそら寝」の品詞分解
宇治拾遺物語「博打の子の婿入り」
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